【京都山科】お店のおとも|あの人と無印良品

【京都山科】お店のおとも|あの人と無印良品

イベント・地域情報/地域情報

2023/08/31

 シャンプーが本体と詰め替えに分かれているわけや洗剤が自然由来なわけはなんだろう。
 無印良品の商品は、使うのにほんの少しの手間が必要で、でも使ってみると初めて気づく「なるほど」がある、それが魅力のひとつかもしれません。
 そんなくらしの中の小さな発見を届けたいと、「あの人と無印良品」ではスタッフはもちろん、つながる市や産地取材で出会った地域で活躍する方々にも普段から愛用されている無印良品を聞いてみました。

ーーーーーーーーーーーーーーー

 今回、ご紹介してくれるのは奈良県で古道具屋〈ぜんまい〉を営む楠さん。当店のつながる市にもご出店くださっているんです。毎回、私たちもぜんまいさんのディスプレイをながめるのを楽しみにしています。看板がなくてもぜんまいさんとわかる存在感なんですよ。
 
【京都山科】お店のおとも|あの人と無印良品
 
【京都山科】お店のおとも|あの人と無印良品

 近鉄奈良駅から徒歩数分の路地に隠れた小さな古民家が〈ぜんまい〉さんです。
 まるでおばあちゃんちに帰ってきたかのような趣のある引き戸を開けると、古い日用品やところどころ錆びたり、朽ちたり、時間を経たものたちが並んでいます。何に使うのかわからないのに、なんとなく愛着が湧いたり、魅力的に見えたりするから、古道具って不思議です。
 
【京都山科】お店のおとも|あの人と無印良品

 15年ほど前に開かれた〈ぜんまい〉の長い歴史が詰まっているこの1冊、見た目はずいぶん変わっていますが、無印良品の『単行本ノート』なんです。

 「お店の改装準備から毎日の売り上げ、メモ、とにかくお店のあれこれを書いています。ページ数が多く厚みがあるので長く使えました」

 罫線のないノートの中身はなにやら什器の写しや日ごとのメモがびっしり。
 
【京都山科】お店のおとも|あの人と無印良品

 15年のあいだに表紙はすっかりくたびれて、クラフトだったものも白に。「表裏紙が弱いので少し傷みやすいかも。でもほら、こうして使っていたんです」と見せてくださった表紙をよく見ると、テープやチラシで補強してあります。「電気使用量の検針票も使ってますね(笑)」

 取材時には2冊目に突入されていた楠さん。「無印良品はものを買うときの大切な選択肢」と話してくださいました。
 
【京都山科】お店のおとも|あの人と無印良品

 何度も開いたのか、くせのついたページや指のあと、継ぎはぎや挟んだメモでふくらんだ『単行本ノート』が、かっこよく見えるのは、このノートに楠さんとぜんまいが過ごしてきた時間の記憶が宿っているからでしょうか。
 どんなくらしにも寄り添うことが出来たらな、とつくられた商品もこんな形で役割を終えられたらきっと本望ですね。

ぜひ、ぜんまいさんの今後のつながる市出店情報もチェックしてください。





京都山科を店舗フォローして、毎日の新鮮なおいしい情報やイベントの最新情報をチェックしてくださいね。右上のフォローボタンがエンジ色になればフォロー完了です。
passport
無印良品 京都山科

関連記事