【東京有明】わたしにあう、服|軽量ダウン編 #10 アマドック株式会社

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2022/11/26

無印良品 東京有明では『わたしにあう、服』と題し、江東区に暮らす人々の姿とともに、
日常に寄り添う無印良品の服を提案していきます。

 

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昔からあるけれど、何を作っているところなのかよく知らないという町工場、皆さんのお家の近くにもありませんか。

江東区北砂にある『アマドック株式会社』は、創業100余年以上の歴史がある機械装置・部品の製造メーカー。
高い溶接技術を誇り、水処理施設やごみ処理施設、送・変電設備や標識など、私たちの生活を支えている重要な設備にアマドックさんの製品が使われています。

 

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そんな”技術者集団”として、高品質の製品を生み出すアマドックさん。
大きなこの管も「0.1ミリでもずれると商品にならない」というほど、精緻な溶接が行われています。
ロボットによる溶接を行うところも増えてきているそうですが、ロボットは大量生産に向いているものの、作るものによって都度プログラミングが必要になるため、一つひとつ違うものを作りたいときや、細かな調整や変更にスピード感を持って対応するには人の手が欠かせません。

 

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しかしながら、以前は多くあった街中の鉄工所も、拠点を地方や海外へと移したり、後継者がいなかったりと激減しているそう。
「最近では”ここがいいよね”ってわかる人も少なくなってきて」と、漏らす職人さん。
日本で再加工が必要なほどに質が悪いとしても、それでも海外に注文した方が安くつくなんてことすらあるほどに、海外製は価格が違うそう。
そんな厳しい価格競争に巻き込まれることなく生き残っていくためには、技術力はもちろんのこと、変化も必要。
 

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鉄工所と聞いてイメージする空間とは、随分違うアマドックさんの事務所。
鉄工所を地域に向けてもっと開かれた場所にしたいと、社長が選んだものなのだそう。
社名は、社長である児玉さんの名前を逆から読んで、KODAMA→AMADOK。
常に逆転の発想で新しいことをやりたいという想いが込められているのだとか。

 

現在はお休み中ですが、アマドックさんの体験教室は大人気。
鉄を使って駒や花瓶、ラックを作るなど、コースによっては実際に溶接の体験もできるそうです。
当初は江東区の子ども向けに企画したものだったそうですが、親世代がハマり、リピーターも増え口コミで参加者のエリアも広がったそう。
参加した子どもたちの中には、教室の楽しさがきっかけで、工場関係の仕事についた子もいるそうです。

こうして自分達の生活を支えてくれている方々が、地域にいるのだと思うと、なんだか心強いですよね。
体験イベントが再開されたら、ぜひ参加してみたいなと思います。


 

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今回、着ていただいたもの
再生ナイロン軽量スタンドカラーダウンジャケット/黒/紳士

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アマドック株式会社

東京都江東区北砂1-11-12

公式サイト
https://www.amadok.biz/

公式Instagram
https://www.instagram.com/amadok100/

 

 

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