【東京有明】わたしにあう、服|デニム編 ♯5 GUJUGUJU
2022/10/20
無印良品 東京有明では『わたしにあう、服』と題し、江東区に暮らす人々の姿とともに、
日常に寄り添う無印良品の服を提案していきます。
『GUJUGUJU』は、江東区深川1丁目にある海外子ども服のセレクトショップ。
オランダやフランス、韓国などから取り寄せた、上質でかわいい子ども服を販売しています。
「食育という言葉がありますが、洋服も同じなのではないかという思いがあります。おでかけや行事できちんとした服を着せることから、
TPOにあった服を選ぶ感覚が身に付くのではないかなと。”子どもだから”ではなく”子どもだからこそ”を大切にしたい」と、オーナーの藤田さん。
子どもの成長はあっという間だからこそ、心から着せたい、贈りたいと思える1着に巡り合ってもらえるような、このお店らしいセレクトを心がけているそうです。
今年26年目と、個人の洋服店としてはかなり老舗のGUJUGUJUさん。
「しがみつきながら、ここまできたというのが正直なところ。美しいことは何もないです」と話す藤田さんですが、
実はオープンから5年で亡くなられてしまわれた、前オーナーからこのお店を継がれて今に至ります。
前オーナーは、「あの人から買いたい」と思わせる熱烈なファンもいたほどの素敵な女性で、入店当初19歳のアルバイトだった藤田さんをヨーロッパの展示
会にも連れて行ったり、仕入れから接客まであらゆることを教えてくれたそう。
しかし突然、がんで余命半年と宣告をされ、藤田さんにお店を継いで欲しいと強く望まれたそうです。
「最初は使命感だけでした。崩しちゃいけないとか、ブレているなと悩んだり。でも子どもができたことがきっかけで、やっと私の色にしていいんだなと思えるようになりました」
妊娠とコロナが重なって仕入れのための渡航も難しくなり、一度はお店を畳もうと考えたこともあったそうですが、オンラインストアの販売に力を入れながら、お店を続けられています。
「26年ずっと深川にいますから、ここにきたらきっと見つかると思っていただけるものを揃えてお客様をお待ちしていたい。それが1番の想いです。時代によって求められる
ものも変わっていく。いつも手探り。ずっと勉強中です」
ほんわかと柔らかい雰囲気の藤田さんですが、この芯の強さと謙虚さが、数々の困難を乗り越えることができたのだろうなと感じました。
昔よりも気軽に、たくさん思い出を残せるようになった今。
大きくなって振り返ったとき、その思い出が素敵なお洋服と一緒だと嬉しいですよね。
ギフトをお探しの方も、きっと喜んでいただけるものが見つかるはず。
ぜひ、覗いてみてください。
今回、着ていただいたもの
■左:ストレッチデニムスリムパンツ(婦人)
■右:おなかすっぽりデニム調レギンス(ベビー)
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GUJUGUJU
東京都江東区深川1丁目4−8
公式Instagram
https://www.instagram.com/gujuguju1996/
オンラインショップ
https://www.gujuguju.jp/index.html