【京都山科】縁起物「えび芋」で和風サラダ｜いっしょにつくろう

2023/12/12

　おたより「いっしょにつくろう」では、野菜ソムリエの先生考案の旬食材を使った料理の、レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。

　今回は小川先生が京都のお正月には欠かせないえび芋を使って「里芋の和風サラダ」を紹介してくれます。

　京の伝統野菜のえび芋は、湾曲した形と表面の縞模様がえびのように見えるため、その名がついたそうですよ。また、里芋は親芋のまわりにたくさん子芋がつき子宝に恵まれ、子孫繁栄の意味からおせちなどの縁起野菜としても知られていますよね。

　「里芋は買ったらすぐ食べるのがおすすめですよ。数日置く場合も冷蔵庫は避けて、通気性の良い場所で保存してくださいね」

　電子レンジで加熱したえび芋の肌の白くきれいなこと。つるっと皮が剥けるのも気持ち良いし、ロスなく調理できますね。

　熱々のえび芋を潰すと、ほくほくした良い香りが湯気と共にのぼってきました。味付けは無印良品の『素材を生かしたふりかけ　梅とちりめん』だけ。

　「レシピではマヨネーズを使っていますが、オリーブオイルなどでも代用できますよ。最後にのせるねぎとのりはたっぷり」

　えび芋だからこそのねっとり濃厚な味わいです。定番の煮物より素材の味がより感じられる気がします。

　「ふりかけの塩味とカリカリ梅があたったときの食感が良いですね。のりも調味料の一部になってます」

　「お芋の中ではヘルシーなのもうれしいポイント。簡単なのであと一品ってときにも助かります」

　ぜひみなさんも、えび芋で今回のレシピをつくって、来年の福を呼び寄せてくださいね。

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