【グランフロント大阪】断片的なものの社会学|考える本。

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MUJI BOOKS

2022/01/02

 
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グランフロント大阪MUJI BOOKSによる企画、考える本。

今回紹介する本は社会学者・岸政彦さんの著書から。
頭をやわらかーくして、考えてみて下さい。
 
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■断片的なものの社会学
1,716円(税込)
著者:岸 政彦 
出版社:朝日出版社

例えば「石ころ」。
あなたは河川敷にいて、無数に存在する石ころの中から適当に一つだけを手に取るとする。
その瞬間、あなたの手の中で「この石ころ」に変わる。
それはごく当たり前の事でもあり、とても不思議な事だ。

数多ある石ころの中から一つを手に取るように、様々な人々にインタビューを重ねてきた著者の岸さん。
決して何かを解決するわけでもなく、何かを救うわけでもないけれど、手に取ることで見えてくるものがある。

 
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世の中は無数の断片的なもので出来ている。
あなたの身の回りにいる人、街中で通り過ぎる全ての人、そしてあなた自身も。

著者による「あとがき」からこの本を読むこともお勧めします。
 
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まともや常識を一歩引いて考えてみる「まともがゆれる」
大自然という視点から、生死も含めて人もそのほんの一部でしかないと考えさせられる「旅をする木」
壮大なスケールで芸術論を展開する「農民藝術概論」
無数の断片的なものから社会全体を考察する「断片的なものの社会学」
 
今回は「自分という視点を超えて、俯瞰的な視点から物事を考える」というテーマで選書してみました。
壮大なテーマに見えるようで、とても身近なことを考える事でもある…

Open MUJIにて展開しています。
是非、手に取って見てみて下さいね。
 
〆


無印良品 グランフロント大阪

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