こんにちは。無印良品 イオン八事です。紫陽花の綺麗な季節になりましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
イオン八事店の向かいにある興正寺では、毎月21日に「興正寺マルシェ」が開催されています。毎回約50組ほどの魅力的なショップが出店されており、衣食住にまつわる様々なものが並んでいます。
今回は、パンや洋菓子を販売し、マルシェではカヌレを出品されている「クボパン工房」様をご紹介します。
ケースに並ぶ美味しそうなカヌレたちについて、早速お話を伺ってみます。
───まずはカヌレについて教えてください。
「カヌレは、フランス・ボルドー地方で200年以上前に誕生したお菓子です。フランスの修道院ではワインの樽の掃除に卵白を使いました。その際に余った卵黄を使って作られたのがカヌレです」
卵黄だけを使って作られているなんて、とても贅沢なお菓子ですね。
普通のパンとは見た目も食感も異なるカヌレ。作り方について聞いてみました。
───カヌレ作りの難しさを教えてください。
「とにかく手間がかかること。1日生地を寝かせてから焼いていきます。まずは高温で表面をパリッと焼き、その後じっくり熱を加えます。均一な焼き加減にするためには、何度も場所を変えて焼く必要があって気が抜けません」
外はパリッと焦がし、中はしっとり半生。カヌレ独特の食感を生み出すためにはとても苦労がかかる事が分かりました。
───うちのカヌレはここが違う!という所は?
「天然のバニラビーンズを使用しています。クボパン工房のカヌレは桑名市のふるさと納税返礼品になっているので冷凍して送ることが多いのですが、天然のバニラビーンズを使うと解凍してもバニラの香りが損なわれず、美味しく召し上がっていただけます」
雑誌のふるさと納税特集で紹介されたこともあるそうです。とてもお洒落で珍しいカヌレの返礼品、私も気になってきました。
───クボパン工房としてお店を始めたきっかけはありますか?
「初めはご近所の方におすそ分けしたり、趣味としてカヌレやパン作りを楽しんでいました。周りの方々に気に入っていただけて7年前から販売を始めました。お客様も優しくアドバイスをくださったり、本当に周りの方に恵まれています」
話を聞く中で、何度もお客様やパン教室の生徒さんへの感謝を述べられている事が印象的でした。
───小さな輪がだんだんと広がり、今のクボパン工房があるのですね。
「カヌレ作りは難しいですが、食べる人のために楽しく作ることを心がけています。うちこそが1番美味しい!ではなく、食べていただける方にどれだけ寄り添えるかを考えています」
マルシェではカヌレの販売をされているクボパン工房さんですが、三重県桑名市にある自宅を改装した工房では、パンやカヌレ作りのレッスンをオープンしています。また、出張のパン教室やZoomでのレッスンも承っているそうです。
出張教室は、オーブンがあれば基本的にどこにでも可能とのこと。わたしも是非教わってみたいです。
カヌレは定番のプレーン・ショコラに加え、期間限定商品もあり季節のフレーバーも並びます。例年人気の限定商品は、マロン・桜・よもぎなどです。
こだわりと感謝の詰まったカヌレ、皆様もいかがですか?是非マルシェに足を運んでチェックしてみて下さい。
●店舗情報
クボパン工房
〒511-0865 三重県桑名市藤が丘5-1010
販売:15時~20時 教室:10時~13時30分 定休日:不定休
●HP https://homemadekubo.com/
今月も21日にイオン八事店の向かいにある興正寺で「興正寺マルシェ」が開催されます。お散歩がてら、覗いてみてはいかがでしょうか?
無印良品 イオン八事