【京都山科】『自分という木の育て方』|MUJI BOOKS

【京都山科】『自分という木の育て方』|MUJI BOOKS

MUJI BOOKS

2020/06/25

 言葉は心を通じて木の根のようにつながりあい、栄養になります。デジタルにはないあたたかみや紙の質感は人にやさしく、肩の力が抜けるよう。全部読まなくてもいいし、たまたま開いたページを読んでも良くって、本って思っているよりも自由なんですよね。本は読んで役に立つものばかりではありませんが、旅をしたときのようにたくさんの気づきをもたらしてくれます。

 おたよりでは、京都山科のMUJI BOOKSから、本が大好きなスタッフがえらんだ一冊を紹介します。
 皆さんのお気に入りの一冊が見つかりますように。

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『自分という木の育て方』(平凡社)
著・石村由起子

 こんにちは。BOOKS担当です。
 奈良の『くるみの木』石村さんの柔らかな話し方、心地良いくらしの提案はTVなどで見ても、いつもほっとする気付きを与えてくれます。
 
【京都山科】『自分という木の育て方』MUJI BOOKS

 社会人になって、友人たちと京都から奈良の“秋篠の森”(残念ながら昨年末にクローズ)に出かけました。決してアクセスが良い場所とはいえないその場所を目指して、電車とバスでお喋りしながら向かった時間。森に佇むレストランでは、まるで誰かの家に招かれたように靴を脱いで、くつろいだランチの時間でした。窓際には可愛らしく並んだ葉っぱや木の実のかざり、いたるところに置かれた自家製果物シロップ、季節の保存食の瓶。昨日のことのように覚えています。
 
【京都山科】『自分という木の育て方』MUJI BOOKS

 石村さんだからこそできた丁寧なくらしを仕事に変えるまで。仕事がいくら忙しくなってもお弁当づくりをつづける日常や人との向き合い方。人生の見晴らしを考え、モノを手離す断捨離を繰り返して気持ちを切り替えるなど、石村さんの言葉には、きっとどんな世代にも心地良くくらすヒントがあると思います。
 

 『自分という木の育て方』は2階にあります。
 
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