【港南台バーズ】地域の遊びの土壌を育む、港南台のひと①プレイパーク代表岡野さん編

2024/09/05

こんにちは。
無印良品港南台バーズです。

無印良品が地域に関わるワケってなんだろう。

まずは「地域の人の声」を聞きたいとはじめた第1回タウンミーティング。地域活性というのはおおげさだけど、その場に集まった人たちの「地域をより良くしたい」という想いに気づいたときに残る「あたたかい感じ」が地域の魅力のひとつに繋がっていくのかもしれません。もっと地域の魅力を発見してみたいと思い、タウンミーティングに参加してくださっていた地域の気になる人を取材しました。

第1回タウンミーティングの様子はこちらから

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今回取材させていただいたのは、〈港南台生き生きプレイパーク代表〉兼〈港南台タウンカフェスタッフ〉の岡野富茂子さん。

取材の場所は港南台駅から徒歩2分のところにあるコミュニティカフェ「港南台タウンカフェ」。店内に入るとかわいらしいハンドメイドがずらりと並び、木の温もりを感じられる空間に思わずホッとしてしまいました。たくさんの方が座ってお茶を楽しんだであろう年季の入った木のテーブルを囲み、岡野さんにお話をうかがいました。

岡野さんは「港南台生き生きプレイパーク代表」でありながら港南台タウンカフェでもスタッフとして働いています。無印良品港南台バーズとタウンカフェのつながりは、小箱ショップのハンドメイド作家の方々に出張ワークショップで来ていただいたり、地域の様々なことを教えていただくなど、以前から大変お世話になっています。

港南台の子育てといえば、知る人ぞ知る「港南台生き生きプレイパーク」。

そもそもプレイパークとは、「子どもがもっと自由に遊べるように！」という想いをもとに、必要を感じた有志の人たちがボランティアで運営している野外の遊び場。夏は水遊び（どろんこ遊びも）、冬はドラム缶で焼き芋。今ではなかなか体験できない、どこか懐かしい遊びがいっぱいです。

「港南台生き生きプレイパーク」は毎週火・水・木曜日と第１第３の土・日曜日に港南台中央公園（JR港南台駅より徒歩5分）で開催しています。誰でも遊べ、何時からでも参加できます。

岡野さんは以前ベネズエラに住んだことがあるそうで、当時のベネズエラは非常に治安が悪く、子どもたちは外で遊ぶどころか、子どもだけで外を歩くのもままならない状態。家には2重3重の鍵付き扉を通らないと入れず、マンションの遊び場も鉄のフェンスに囲まれていたと話されました。

日本に帰ってきてからは、なんとかして子供たちがのびのびと遊べる環境を作りたいという思いで活動し、およそ20年前、行政の支援を得てプレイパークを立ち上げました。ネットワークも広がり、今の組織に至るまで、様々なことがありながら、プレイパークも、タウンカフェも思いをともにする沢山の地域の方たちによって続けてこれたそうです。

来年はプレイパークもタウンカフェも20周年を迎えます。20周年という節目にあたって、今までの写真を展示する展覧会をしたいという思いや、今の時代、子供も港南台生き生きプレイパークのボランティアも減っていく中で、一緒に子供を取り巻く環境を話し合う場を持ちたいという思いを語ってくれました。

港南台は高齢化していると言われているのも事実ではありますが、だからこそ若い人には真似できない人生の知恵と知識が溢れていると感じます。教科書も先生も資格もない「親」という役。岡野さんのような地域の先輩たちから子育てへのヒントを見つけることができるのではないでしょうか。

そして、これから港南台で生きていく次の世代のために栄養あふれる土壌を残したいと願う岡野さんたちの思いが、世代から世代へ自然に受け継がれる港南台になっていくことをお話をうかがいながら願いました。

無印良品港南台バーズでは11月17日に第2回タウンミーティングの開催を予定しています。港南台を愛する人、港南台の歴史を語れる人、港南台のことをもっと知りたい人を大歓迎。近くなったらこちらの公式インスタグラムや店舗でお知らせしますので、奮ってご参加ください。

第2回タウンミーティングの詳細・予約はこちらから

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