【堺北花田】堀口大學詩集 幸福のパン種|私とこの本
2020/04/24
こんにちは、BOOKS1号です。
今週、読んでおすすめする本は『堀口大學詩集 幸せのパン種』です。
詩人からのメッセージ、それは夢だったり、希望だったり。時には、やさしい忠告、自戒、冗談、風景だったりもします。それらの言葉は読む人の心の中をそっと癒してくれます。
『堀口大學詩集 幸福のパン種』
出版社:かまくら春秋社
著者:堀口大學
編者:堀口すみれ子
「ねぇねぇ、何時にする?」朝から娘と時間を決めます。今日は娘とパンをつくると約束した日。私はむかし姉とつくったメロンパン、10年前にロールパンをつくって以来3度目です。娘は初めての挑戦です。
ここ数年お互いに学校や部活、仕事などで娘と料理をする時間もほとんどありませんでした。二人で粉まみれになりながら「もうちょっとかな?」「まだかたい?」「捏ねるの手痛いね」なんて言いながら夢中でパン生地をこねこね。
発酵でパン種が膨らんでいくのを見ていると、私の心の中の幸福もぷぅーっと膨らんでいきます。
“雨の日は雨を愛そう”“風の日は風を好もう”この詩集の一節です。
おうちで過ごす時間が多ければ、おうちでできることを楽しむ。昔に姉とつくったメロンパンは洗面器ぐらいに笑っちゃうほど膨らんだけど、楽しい思い出です。今日の日も、いつしか娘が思い出してくれるといいな。そんなことを思いながら食べたパンの味を私はずっと忘れないでしょう。
この詩集はお父さんである堀口大學の詩を娘である編者によって編集され発行された本です。あたたかさに満ち、琴線に触れる美しい言葉の数々。この本を読んだみなさんの心の中にも幸福のパン種が膨らみますように。
MUJI BOOKSはこちらから
無印良品 イオンモール堺北花田 2020.04.24
今週、読んでおすすめする本は『堀口大學詩集 幸せのパン種』です。
詩人からのメッセージ、それは夢だったり、希望だったり。時には、やさしい忠告、自戒、冗談、風景だったりもします。それらの言葉は読む人の心の中をそっと癒してくれます。
『堀口大學詩集 幸福のパン種』
出版社:かまくら春秋社
著者:堀口大學
編者:堀口すみれ子

「ねぇねぇ、何時にする?」朝から娘と時間を決めます。今日は娘とパンをつくると約束した日。私はむかし姉とつくったメロンパン、10年前にロールパンをつくって以来3度目です。娘は初めての挑戦です。
ここ数年お互いに学校や部活、仕事などで娘と料理をする時間もほとんどありませんでした。二人で粉まみれになりながら「もうちょっとかな?」「まだかたい?」「捏ねるの手痛いね」なんて言いながら夢中でパン生地をこねこね。
発酵でパン種が膨らんでいくのを見ていると、私の心の中の幸福もぷぅーっと膨らんでいきます。
“雨の日は雨を愛そう”“風の日は風を好もう”この詩集の一節です。
おうちで過ごす時間が多ければ、おうちでできることを楽しむ。昔に姉とつくったメロンパンは洗面器ぐらいに笑っちゃうほど膨らんだけど、楽しい思い出です。今日の日も、いつしか娘が思い出してくれるといいな。そんなことを思いながら食べたパンの味を私はずっと忘れないでしょう。
この詩集はお父さんである堀口大學の詩を娘である編者によって編集され発行された本です。あたたかさに満ち、琴線に触れる美しい言葉の数々。この本を読んだみなさんの心の中にも幸福のパン種が膨らみますように。
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