【京都山科】夏の一汁一菜|いっしょにつくろう

夏の一汁一菜

食のお便り/レシピ

2020/07/28

 無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理を試食いただけます。 現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
 
夏の一汁一菜

 今日は、野菜ソムリエの渡辺先生といっしょに野菜たっぷりの「夏の一汁一菜」をつくります。先生は滋賀守山で野菜を育てる農家さんでもあります。
 
夏の一汁一菜

 まずは夏の定番、とうもろこしご飯を仕込みます。「塩加減は他の献立とのバランスをみて決めましょう。今日はぬか漬けがあるので気持ち少なめにしましょうか」
 
夏の一汁一菜

 包丁でささっと粒を切り分けていきます。ひと粒ずつはずさなくていいんですね。
 
夏の一汁一菜

 芯の部分も炊飯器で一緒に炊きます。「芯からも美味しい出汁がでるんですよ」
 
夏の一汁一菜

 炊きあがった炊飯器を開けると、濃密なとうもろこしの香りがキッチンにたち込めます。キッチンカウンターのスタッフから「いい匂い!」と歓声が上がります。
 
夏の一汁一菜

 次はお味噌汁をつくりましょう。夏野菜をたっぷり準備します。
 
夏の一汁一菜

 「冬瓜の皮は厚く剥いてね」
 
夏の一汁一菜

 冬瓜、なす、トマト、なめこにオクラと硬いものから順に、出汁の中にどんどん加えていきます。
 
夏の一汁一菜

 具材が煮えたら味噌を溶いて出来上がり。今回は「白香澄」という米味噌を使っています。この味噌でつくった味噌汁は冷やしてもおいしいんですよ。
 
夏の一汁一菜

 最後の一品は夏野菜のぬか漬けです。硬い人参などは3日ほど漬けると食べごろになります。
 
夏の一汁一菜

 土団子のようにくるんだぬかを取ると、なんとアボカドが現れました。「先入観なくなんでも試すと、思いがけない美味しさに出会えるのが楽しい」と渡邉先生。
 
夏の一汁一菜

 きゅうりに人参、変わったところではコリンキーという生で食べられるかぼちゃや、なんとリンゴまで。「意外に思われるかもしれませんが、甘酸っぱいリンゴにぬかの塩気と風味がよく合うんですよ」
 
夏の一汁一菜

 あっという間に一汁一菜が完成しました。味噌汁には薬味の大葉やみょうが、ごまをたっぷりあしらって。
 
夏の一汁一菜

 みんなで囲むいつもの食卓。でも季節の移ろいとともに器の中は夏真っさかり。だれかが「これ美味しいね」といったらお箸が一斉にのびたり、他愛もないはなしにみんなで大笑いしたり。
 
夏の一汁一菜

 「おいしいって、相手を想う気持ちが生みだすものだと思っています。農家が食べる人のことを想いながらつくるのももちろんだし、食べる人がつくり手のことを想ってくれたり、じゃあ買おうと思ってつながっていくことが、きっと良い循環になりますよね」と渡邉先生。

 目の前の食材のことを考えたり、食べるひとのことを考えたり。料理をしている時間って「嬉しい気持ちになれること」だけを考えられるものなのかもしれませんね。


渡辺先生のことをわたしたちが取材し、リーフレットにまとめました。先生の「食と農」に対する気持ちが溢れる1冊となっています。ぜひご一読ください。
→つながる市VOL.18【おいしいってあたたかい】


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