おたより「いっしょにつくろう」では、野菜ソムリエの先生考案の旬食材を使った料理の、レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
小川先生が教えてくれるのは、夏野菜の王道、とうもろこしを使った「
とうもろこしの海苔揚げ」。
今回は京都・久御山 村田農園さんの「パールコーン」を使います。村田さんのパールコーンといえばこの時期だけの無印良品 京都山科夏の風物詩です。
皮をむくとあらわになる真珠のような真っ白な粒は何度見ても惚れ惚れします。パールコーンは村田農園のみなさんが何年も試行錯誤を重ねて育て上げた白いとうもろこし、とっても甘くジューシーなので初めての方はまず、生でかじってみてくださいね。
「レシピでは"実をそぎ落とす”としていますが、手でばらばらにするのもおすすめです。食べたときの食感がいいですよ」
「衣と混ぜるときは、その前にとうもろこしに薄力粉をまぶしておいてくださいね。こうすると衣とも絡みやすく、水分を封じ込めるという意味もあります」
海苔に乗せて揚げると、パールコーンの甘みのおかげかまるでドーナツを揚げているようなほんのり甘い香りが漂いました。
そして、今回のレシピのポイントは仕上げに塗る〈おのじん醸造〉さんのお醤油「こいむらさき」。
京都府京丹後市で味噌・醤油をつくり続ける創業1912年の醸造蔵〈おのじん醸造〉さんは、創業時からの製法を守りながらも、時代の流れを先取りした新たなアイデアを取り込み、おいしく安心して食べられる商品をつくられています。定番商品の「こいむらさき」はうま味と甘みのバランスが良く、芳醇な香りが特徴です。当店の地下1階でも販売中ですよ。
「風味の良い『こいむらさき』そのままの味を楽しんでもらいたいと今回のレシピを考えました」
「それに熱々のとうもろこしにはけで醤油を塗っていると、お祭りでよく食べた屋台の焼きとうもろこしを思い出しませんか?そんなおいしかった記憶をイメージしながら食べてほしいなあ」
揚げたては海苔がぱりぱり。はじめはお醤油の香りとうま味がやってきて、粒がぷちっと弾けるとパールコーンの甘みが追いかけてきます。口の中で甘辛な味わいが完成します。
ちょっと目を離したすきに旬が通り過ぎていくとうもろこし。ぜひ、旬のうちにつくってみてくださいね。
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無印良品 京都山科