こんにちは。まちの保健室です。
『今月の薬膳』では、毎日の食事の中で簡単に取り入れられる季節の食材をご紹介していきます。
今月の食材は、鮭(さけ・しゃけ)です。
11月になり、朝晩の冷え込みがぐっと増してきましたね。
冷えによって疲れやすくなったり、胃腸の不調を感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな季節におすすめなのが、からだを内側から温めてくれる性質を持つ食材です。
今回はその中でも、からだのエネルギー源である、「気血水」の「気」(エネルギー)を補う、「益気(えっき)」の性質を持つ、鮭についてご紹介します。
「気血水」についてくわしくは⇒
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鮭の五味は「甘」で、五性は「温」。
「温」の性質を持つため、からだを内側から温めてくれます。
また、五味の「甘」は、「気血水」の生成を行う五臓の「脾(ひ)」を元気にするはたらきがあるため、疲れやすい方や血色が気になる方にぴったりの食材です。
五味五性についてくわしくは⇒
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五臓についてくわしくは⇒
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それでは、ここからは鮭のおすすめの食べ方についてお話していきます。
まずは、乳製品と組み合わせる食べ方です。
鮭には、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富に含まれています。骨や歯の健康を保つためにも、チーズや牛乳などの乳製品と一緒に摂るのがおすすめです。また、骨ごと食べるような小魚、殻ごと食べられるサクラエビなどにも豊富にカルシウムが含まれているため、乳製品が苦手な方でも、鮭と一緒に摂る事でより効率よく栄養素を吸収することができます。
寒いこの季節には、鮭をシチューに入れるのが特におすすめです。栄養バランスが良くなるだけでなく、彩りも豊かになるため、見た目にも楽しい食事になりますよ。
次に、きのこを組み合わせる食べ方です。
しめじや椎茸、舞茸などのきのこ類は、鮭と同じ「益気」の性質を持っています。「気」(エネルギー)が少なくなってしまうと、疲れやすくなったり、胃腸の調子が悪くなるなどの不調が起こりやすくなります。寒さが日に日に増すこの季節は、特にエネルギーを消費しやすい時期です。「疲れが抜けない…」と感じる方は、鮭ときのこの組み合わせを試してみてはいかがでしょうか。
寒さが増すこの季節、鮭を使った料理で、心もからだも温まりましょう。
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