【グランフロント大阪】からだを知る「食べ物の五味五性のはなし」|まちの保健室

top

売り場・サービス紹介

2025/01/21

こんにちは、まちの保健室です。 

このおたよりでは、「からだを知る」「からだを整える」などをテーマに、毎日を健やかに過ごすためのきっかけとなるような情報を発信していきます。 
 
前回は、体の機能を5つに分けて考える「五臓」のお話をしました。
今回は、食べ物の性質と味を5つに分けて考える「五味五性」についてご紹介します。
 
中医学では、食べものそれぞれにも性質があると考えられています。
 
01
 
体を温めたり、冷ましたりする性質によって、食べものは「熱・温・平・涼・寒」の5つに分けられています。
これらの食材の性質を、季節や気候の変化に合わせてとり込み体調を整えるとよいでしょう。
今の寒い季節は、「熱」「温」の食べ物でからだを温めてはいかがでしょうか?
 
また、食材の味も、「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹(しおけ)」の5つに分けられます。
そして、この「五味」の働きは「五臓」とも関連しており、それぞれの臓を養っているといわれています。
 
02


■「酸」
酸っぱい味のもの。
酸は、「肝」に働きかけて、自律神経を整え、ストレスを解消する働きを持っています。
ただし、とりすぎると肝を痛め、胃が弱って消化不良や、筋肉を委縮させることがあるので注意しましょう。
 
■「苦」
苦い味のもの。
苦は、「心」などの循環器の働きを高めて全身に血液を巡らせるほか、精神の安定を図ります。とりすぎると、胃腸の不調や冷えやすくなるので注意しましょう。
 
■「甘」
甘い味のもの。
甘は、「脾(ひ)」などの消化器を助け、栄養を全身に巡らせます。
とりすぎると、食欲不振や胸やけを起こし、胃腸の働きや骨を弱めてしまいます。 
ちなみに「甘」とは砂糖などの甘いものではなく、かぼちゃやナツメなど食材そのものの甘味を指します。
 
■「辛」
辛い味のもの。
辛は、「肺」に届き、呼吸器の機能や、細菌・ウイルスなどの外敵から体を守る力を高めます。
便秘の人は辛を好む傾向がありますが、とりすぎると悪化するのでほどほどに。
 
■「鹹」
塩辛い味のもの。
鹹は、「腎」での体内の水分調節、泌尿器や生殖器のコントロールする働きをよくする作用があります。
とりすぎると腎を痛め、高血圧の原因になるので注意しましょう。
 
そのときのからだの様子や季節にあわせた食材を選んで、体調を整えてみてはいかがでしょうか。
 
まちの保健室では、体質チェックのほか食養生のご紹介も行っています。
お気軽にまちの保健室へお越しくださいね。

みなさんのご来店をお待ちしています。

グランフロント大阪公式Instagramでも日々最新の情報をお伝えしています。
是非フォローしてお楽しみください。
 
フォローアス


 無印良品 グランフロント大阪
 

関連記事