大切な人と食べたい、そんな野菜作りを目指して

大切な人と食べたい、そんな野菜作りを目指して

諸国良品

2024/11/01

「大きな夢農園」は、2024年4月にスタートした新米農家です。東京でメーカの営業をしていましたが、「食」を作り、自分の色を出せる農業に魅力を感じ、28歳で淡路島に移住しました。栽培期間中無農薬・無化学肥料で露地野菜を栽培しています。コンセプトは「大切な人に食べてほしい野菜」。奥さんと子供と、大切な人と食べるごはんが一番好きな時間です。そんな時間を、自分の野菜で過ごせたら最高!そんな思いで農業をしています。

東京で会社員をしていた頃は、「野菜の旬」なんて興味もありませんでした。仕事帰りにスーパーに行けば、普通に野菜は手に入るからです。農業をやって、自然はもちろん、季節や天候といった当たり前の存在がいかに尊いかを思い知らされます。

自分で野菜を作るようになり、「野菜本来の美味しさ」を感じます。毎日食べるものだけど、ちょっと特別な日のお料理に使ってほしい、そんな思いで栽培をしています。今日も家族とごはんを食べる、その有難みを野菜で伝えることが出来るのも農業です。

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昨今、災害や異常気象が頻繁に起こるようになりました。大雨や日照りといった環境の変化をダイレクトに受ける農業だからこそ、柔軟な考えが必要です。大切な人とありふれた日常をこれからも、私の大きな夢です。

独立してわずか数か月ですが、既に来年への課題・改善点がいっぱい。それだけ挑戦した証と前向きに頑張っています。自然相手なので、「毎年1年目」。そんな地域の大先輩の言葉を胸に、少しずつ前に進み続けることが出来ればと思います。

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農業の面白いところは、「全て自分次第」な点です。種をまく時期、品種、どういったお客様にお届けしたいかなど、常に勉強をして、その年の天候を見て、自分で判断します。うまくいくかどうかは正直分かりませんが、生涯学び続ける最高の仕事です。

これからの農家は、野菜が食卓に届くまでのプロセスをお客様に伝えることと、地域を担うことも重要な仕事と考えます。「大きな夢農園」は、収穫体験などを通じて、農業と地域の現状を伝え、子供たちにより豊かな未来を渡せるよう取り組んでいきます。

生産者紹介

  • 吉田大夢

    生産者名 吉田大夢 詳細

    平成6年生まれ。コロナ禍を経て、当たり前に食べ物がある状況がいかに有難いかを実感し、就農を決意。淡路島の中間にある洲本市にて、師匠や地域の先輩方に助けられ、2024年4月に認定新規就農者を取得。
    年間約30品目を栽培期間中無農薬・無化学肥料にて栽培。
    「大切な人に食べてほしい野菜」をテーマに、家族が笑顔になる少し特別な日の食卓で使ってもらえる野菜を目指し奮闘中。2児の父。

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