無印良品 砺波が地域で愛される「人、お店、企業」をご紹介するシリーズ第14弾は「はちみつや」さんです。
2010年、富山県立山町にある養蜂家の方の「蜂にも人にもやさしい養蜂」の見学をされたことで感銘を受け、養蜂家の方からの後押しもあったことから、ご自身も養蜂家を目指されることに。
本を読み、養蜂家仲間を訪問され、いつか樹木が茂るここ呉羽の土地で蜂を育てることを決意されました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災が起こったこともきっかけの一つでした。
道路が壊れたことで被災地などに商品が届かない現実に、「物」や「技術」がなければ人は生きていけないのではという想いから、身近なところで信頼できる循環の輪を作り、その中での「はちみつ」という分野を自身が担えたらと考えられるようになりました。
呉羽丘陵には以前この地で活動していた養蜂家植えた蜜の出る木々が大きく育っており、はちみつが喜ぶような丘陵が出来上がっていたことから、庭に箱を置いてミツバチを飼ってみると思った以上にはちみつが採れたそうです。
採れたはちみつは家族で食べたり、友人にプレゼントをしたりしていましたが、そのうちに販売してはどうかというお話もあったことから、「はちみつや」という屋号をつけての販売を開始されました。
まずはより多くの方に「はちみつや」知ってもらい、はちみつを購入される時の選択の一つに入れてもらえたらとキッチンカーでの販売も始められました。
「帰りたい場所、帰る場所があり、信頼できる友人がいて、みんなの働く畑や田んぼがある。
当たり前になりつつある環境にも感謝を忘れずに、その輪がどんどん広がっていくとうれしい。
そして蜜蜂が元気に仲良く暮らしている様子にやりがいを感じられるという池田さん。
家族みんなに分け与え、家の危機ともなれば命をかけて自ら戦いに行く蜜蜂から学ぶ事も多いそうです。
養蜂家育成プロジェクトをはじめて4年目に入った「はちみつや」さん。
富山県内の山々で、品質の良いはちみつを生産販売する養蜂家も多く育てておられます。
情報交換や自分たちの地域で採ったはちみつの食べ比べなど、自信を持って取り組む仲間との集いには刺激もあり、安心感もあります。
今後は、富山県の中でも土地が変われば味も香りも変わるはちみつの食べ比べができるような、ギフトセットも作られるご予定です。
混ぜ物をしない、加熱をしない「はちみつや」さんのこだわりのはちみつを、みなさんも是非一度お召し上がりください。
<はちみつや>
富山県富山市茶屋町206
080-8740-9741
https://hachimituya.jp/
9月1日オープンする無印良品砺波では、地域で愛される方々にご出店いただく「つながる市」を開催していきます。
第2回は9月9日(土)、9月10日(日)の2日間。
「はちみつや」さんには、9月9日(土)にご出店いただきます。
第4回は9月23日(土)、9月24日(日)の2日間。
第4回は両日ともご出店いただきます。
マチとヒト、ヒトとヒトがつながる楽しい市場へ、みなさんも是非足をお運びください。
スタッフ一同お待ちしております。
無印良品砺波