地域で愛される「人・お店・企業」をご紹介するシリーズ第10弾は「峠の菜園green note」さんです。
富山県小矢部市の里山にある「峠の菜園green note」さんは、自家製堆肥、無農薬での野菜の栽培と鶏の平飼い飼育にて野菜と卵の販売をされています。
「健康な鶏はおいしい卵を産む」をモットーに、ゲージ飼いではなく平飼い鶏舎の中で、1坪に10羽以内、約200羽の鶏をのびのびとした環境でストレスを与えず育てておられます。
鶏舎は四辺が金網で囲まれることで常に新鮮な空気の入れ替えがなされ、太陽の光をたくさん浴びた緑餌(雑草、緑色の草)が与えられ十分なビタミン補給がされています。
「食べたものによって卵の色が変わるんですよ」というお話にはとても驚きました。
草に含まれる色素が卵に移るため、草が好きな鶏の卵は黄身の色がレモン色になるそうです。
着色料を使っていないため黄身の色は薄いレモン色となり、冬場は草が不足するため黄身の色は白っぽくなります。
国産小麦、県産大麦、大豆、米ぬか、魚粉動物性たんぱく質の魚粉、殻を作るために重要なカルシウムを混ぜ、発酵させた自家配合飼料が与えられています。
肥料は飼育した鶏の鶏糞ともみがら、米ぬかを混ぜて長期間発酵をさせた自家製もみがら堆肥が使われています。
発酵菌が生きた餌となり、ワクチンや抗生物質の薬を使わなくても健康な鶏に育つそうです。
トラックに乗り鶏舎小屋まで向かいましたが、舗装のされていない道路をガタガタ走る体験は中々出来ない貴重な経験となりました。
「峠の菜園green note」さんは、野菜本来の生命力あふれる安心安全なお野菜も育てられています。
地域の気候や風土に適応した野菜を栽培するために種はできるだけ固定種を使い、無農薬、無化学肥料にすることで少量多品種の旬の野菜づくりをされています。
そのために機械でできる作業が少なく草刈りなどの手仕事は増えますが、手間暇かけた野菜を食べたお客様からの「おいしかったよ」という声が励みに頑張っておられます。
県内のスーパーなどにも出荷しておられ、お客様と距離が近い身近な菜園として、生産者、消費者がお互いに感謝しあえる関係を大切にされています。
<峠の菜園green note>
住所 富山県小矢部市峠21
電話番号 0766-53-5365
https://instagram.com/green_note.farm
9月1日オープンとなる無印良品 砺波では、地域で愛される方々にご出店いただく「つながる市」を開催していきます。
第1回は9月2日(土)、9月3日(日)の2日間。
「峠の菜園green note」さんには、9月2日(土)にご出店いただきます。
マチとヒト、ヒトヒトがつながる楽しい市場へ、みなさまも是非足をお運びください。
スタッフ一同お待ちしております。
無印良品砺波