【港南台バーズ】 # 6 KONANDAI to GO / 番外編 ODAWARA

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2022/01/31

こんにちは。
無印良品 港南台バーズです。

港南台から少し足を伸ばして、車で1時間ほど。
神奈川県小田原市にある味噌屋【加藤兵太郎商店】についてご紹介します。
今回は同じ地域で働く、無印良品 横浜ジョイナスの仲間と一緒に伺いました。
 
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現在神奈川で味噌作りをしているのは3軒、
その1軒として大正6年(1917年)から味噌作りを続けている【加藤兵太郎商店】。
地元では"いいちみそ"の名で親しまれています。
 
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味噌作りに至るまでにも歴史があり
嘉永3年(1850年)に米所/精米業を創業、
明治9年(1876年)に米麹の製造を開始。
現在もこのノウハウを生かし、原料である米麹を自社で生産されているそうです。
 
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ここ最近では、扱いやすいステンレス製のタンクを使う味噌屋さんが多い中で【木桶】の味噌作りを継承している加藤さん。
現在日本で木桶を作っている職人さんは1人だけ。
それでも木桶を大切に受け継ぎたいと、全国の味噌屋がその職人さんの元に集まり、木桶を作るワークショップを行ったこともあるそうです。
長年使用した木桶には菌が住み着き、その木桶で熟成させることで、特有の味とコクを引き出しています。
 
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もちろん、木材でできた桶の管理は簡単ではありません。
2t以上のお味噌が入った木桶は移動させるのも、天地返しするのも、使用後洗浄するのも全て手作業。
蔵の中の温度管理も、日々の気温や湿度に合わせて湯気を調節し、表に手書きで記入。
品質の良い味噌を作り続けたい、という思いから『基本に忠実に』ほとんどの工程を手作業で行なっているそうです。
 
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また先日ご紹介したお豆腐作りと同様、欠かせないのが【お水】。
蔵からほど近い箱根、丹沢山系の地下水を使用されています。
大豆は北海道で作られた『雪ほまれ』を使用。
加藤兵太郎商店の味噌のうまみを作り出す大豆を選んだそうです。
 
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『正直なことを言えば、大変です。身体も痛くなりますよ。』
と笑いながら教えてくださった加藤さんですが、一方で
『毎年全く違う性質でくる大豆と、毎日会話するように味噌作りをして、結果が1年後に出るのが面白い。同じように作っているのに、同じ味にならないのが味噌作りの楽しさかもしれません。』
とも仰っていました。


味噌は本来、地域や土地によって違うおいしさがあるもの。
それを機械化すると味が均一に作られるため地域色がなくなり、味噌の面白さが無くなってしまう。
そんな想いから、大変でも、身体が痛くなっても、敢えて手作業の味噌作りを続けていらっしゃるそうです。
品質第一、安全第一、おかげさまでという社訓の看板を目にしたとき、非常に心に響くものがありました。
 
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加藤兵太郎商店が作るお味噌は8種類。
糀こし/ 糀つぶ / 合わせ / 白みそ / 赤みそ / 箱根路
つづくみそ(2年間熟成し発酵が続いているお味噌) /
神奈川ブレンド(全て神奈川県産の原料で作られたお味噌)

中でも神奈川ブレンドは、幻の大豆と呼ばれている神奈川の『津久井在来大豆』を使い、おいしさを追求した七代目の自信作。神奈川土産としても人気のお味噌です。
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今回取材に伺った蔵元直売店では、お好みのお味噌を量り売りで購入することができます。
少しずつ色んなお味噌を食べ比べで購入するのも、楽しいかもしれません。
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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加藤兵太郎商店 蔵元直売所
■休業日については公式HPのカレンダーをご確認ください。 
■お買い物は現金のみとなっております。 
■営業時間 10:00-18:00
■お電話  0120-34-7190
神奈川県小田原市扇町5-15-6
※オンラインショップでも購入することができます。

インスタグラムはこちら【 @iichimiso 】


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