【春日井】今日のずっといい言葉 MUJI BOOKS

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MUJI BOOKS

2023/09/03

こんにちは、無印良品イーアス春日井です。


本日もイーアス春日井 MUJIBOOKSスタッフが毎日お伝えしている


「今日のずっといい言葉」から、素敵な言葉をお届けしようと思います。

 
【春日井】今日のずっといい言葉 MUJI BOOKS


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でも、ひょんなことで光が見える瞬間がくる。必ずくる。
 
 
それはもう諦めきった、そんなときに訪れる。
 
 
曇り空が急に晴れるように。






『いい匂いのする方へ』


曽我部 恵一





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本書は、ミュージシャンである曽我部恵一さんが、
 
 
たっぷりの喜びと苦しみ、人生観を綴った待望のエッセイ集。
 
 
本書を読むだけでも、曽我部さんの生き生きとした感性が伝わってきます。
 
 
バンドのことや音楽のことについて描かれているのはもちろんですが、
 
 
それと同じくらい家族のこと、子供のことが描かれています。
 
 
バンドのことや曽我部さん自身のことを知らなくても、
 
 
一歩踏み出す力になってくれるような一冊だと思います。
 
 
 
今回のずっといい言葉は、その中でも曽我部さんらしさが詰まった言葉。
 
 
ぼくはこの言葉を読んだとき、泣きそうになってしまいました。
 
 
暗い気持ちになる時はどうしてもあります。
 
 
どこにも救いがないような気持ちになってしまったり、
 
 
何をやっても裏目に出てしまうように感じてしまったり。
 
 
つい最近のぼくもそんな気持ちになってしまっていて、
 
 
どうしたら前向きな気持ちになれるのだろう、なんて悩んで、そしてまた落ち込む。
 
 
そんな苦しいループに落ちてしまっていました。
 
 
 
この文章のようにふっと光が見えたのは、外に出て、ベンチで本を読んでいた時でした。
 
 
その時読んでいた本にこんな言葉がありました。
 
 
「時々、自分がなにを好きなのかをひとつずつ数えてみる。
 
 
そうしないと、全てが嫌いになってしまったような気がしてくる。」
 
 
確かに、自分はここ数日間、「あれが嫌だ」「これが嫌だ」なんて考えて、
 
 
自分自身のことも嫌になってしまっていたのかもしれません。
 
 
ふわっと秋の風が吹いて、ようやく呼吸ができた気がして、
 
 
しばらく目を閉じて風を感じていました。
 
 
文章が好きで、季節を感じることが好きで、
 
 
足りないものを数えたらきりがないけれど、それでもそんな自分を愛している。
 
 
ようやく、そんなふうに思えた。
 
 
頑張りすぎなくていい。きっと、いつか、空は晴れるのだから。
 
 
この文章を読んでいるあなたにも、晴れ間が訪れますように。






当店で取り扱いのある書籍から MUJIBOOKSスタッフが見つけた、いい言葉を伝えています。



中央広場にて「今日のずっといい言葉」毎日更新しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
 
 
 
 
 
ではまた次のおたよりで。




無印良品イーアス春日井