こんにちは、無印良品イーアス春日井です。
今回は、BOOKS担当より2月のおすすめのご案内です。
MUJIBOOKSでは、毎月テーマを変えて特集を作っています。
2月のテーマは「シンプルな習慣」。
今日からはじまる毎日の習慣。
続けるためには、まずは始めないと。
一冊、試してみたい本を選んでみてください。
今年も始まって一ヶ月が経ちました。
シンプルな習慣を身につけることで、見える景色も変わるかも。
今回の「シンプルな習慣」は4つのテーマに分かれています。
「たべる」
テマをかけずに、少ないもので料理してみませんか?
食材も味つけも少々に、器はシンプルに、主役である料理を引き立てましょう。
たとえば、フライパンひとつで完成する一品料理が、今夜の晩餐をぐっと味わい深いものにしてくれます。
「ことば」
ほんとうにだいじなことを静かに語りかける。
そんな、ことばの贈りもののような本を集めました。
共感しあえることば、闇に光を射すことば、大切なひとを守ってくれることば。
そう、ことばは「お守り」にだって、なってくれます。
「すごす」
生活の習慣を見直す。
それは言うほど容易くないけれど、自分の内なる声に、耳を澄ませたい。
部屋の模様替えや好きなお花を飾る。そんなスタートも、いいですね。
それぞれの道の達人だって、生活のなかで好きなことを見つけたのですから。
「からだ」
起きぬけにすぐ携帯を見ないで深呼吸をしてみる。
毎日10分だけの簡単なストレッチをしてみる。
天気のいい日は、ひと駅前で降りて、歩いてみる。
からだの不調や心の不安を解きほぐすのに、読書は役に立ちます。
頑張らずに自分を労ってあげましょう。
担当よりおすすめの本はこちらです。
「まあたらしい一日」 BL出版
いしいしんじ 文
tupera tupera 絵
価格:2420円(消費税込み)
いしいしんじさんの物語と、tupera tuperaさんの奇妙な絵が不思議な世界観を醸し出す一冊です。
収録されているお話はどれも、一筋縄ではいかないお話ばかり。
羊をめぐる冒犬、海辺の蚊フカ、銀河食堂の夜…タイトルからしても気になるものばかりです。
ぼくの好きな作家さんが昔、「自分は、日常の中の非日常を描きたいんじゃなくて、非日常の中の日常を描きたいんです。」と言っていました。
この本を読むとそれを思い出します。
映画や本でも、日常を生きる人たちになにか事件が起きたりする「非日常」を描かれることが多いです。
ただ、この短編は、何か事件が起きるわけじゃない。
ちょっとだけ自分たちが見ている世界とは違う世界を生きているけれど、ほとんどがありのままの姿で描かれています。
若草はどんなことを考えて生きているのかな。老猫はどんなことを考えて生きているのかな。
想像することで、こんなに面白い世界が広がるかもしれません。
場所は店内入り口、キッチンカウンターの近くの屋台です。
シンプルなことが、なにより心に残ります。
よりシンプルに、まっすぐな生き方が出来ますように。
それでは、今回はこの辺で終わりにしようと思います。
イーアス春日井