こんにちは、無印良品イーアス春日井です。
本日もイーアス春日井 MUJIBOOKSスタッフが毎日お伝えしている
「今日のずっといい言葉」から、素敵な言葉をお届けしようと思います。
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欧米では月面に人の顔が見えると言われてきたが、
日本人には兎が餅をつく姿に見えるらしい。
『フィリップ・ワイズベッカーの郷土玩具十二支めぐり』
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あけましておめでとうございます。
昨年に引き続き、「ずっといい言葉」についての文章を少しずつ綴っていきたいと思います。
もともと、この文章を書き始めたのは誰に求められた訳でもなく、ただ「当店にあるずっといい言葉、そして素敵な本たちを紹介したい」という思いからでした。
書き続けることで何人かの目に留まり、「楽しみにしている」といっていただくことも増えて、とても嬉しく思っています。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
さて、今回は兎年にちなんで兎についての文章です。
本書は、パリを拠点に活動しているアーティストであるフィリップ・ワイズベッカー氏が干支にまつわる郷土玩具の作り手を訪ねた様子をデッサンとエッセイ、および写真で綴った探訪紀。
フランス人であるワイズベッカー氏の着眼点がおもしろく、日本の郷土玩具や民芸品の魅力や奥深さを感じることができる一冊です。
月を見て、「兎が餅をついているように見える」と最初に唱えた人の想像力に、少し憧れたりします。
星座というものを作った人に関してもそう。人は、空を見るとなぜかロマンチックになってしまうのかもしれません。
それは現代のように、どこを見ても娯楽に溢れているような世の中では起こりえなかった、頭の中の奇跡だと思います。
そんな奇跡が今の今まで当たり前のもののように引き継がれているのは、なんとも不思議でロマンチックな話だと思います。
兎年は、芽を出した植物が成長して茎や葉が大きくなる時期で、目に見えて大きく成長する年だと言われています。
また、兎は大きく飛び跳ねることから、飛躍するという象徴にもなります。
多くの人が飛躍することができる、素晴らしい一年になりますように。
当店で取り扱いのある書籍から MUJIBOOKSスタッフが見つけた、いい言葉を伝えています。
中央広場にて「今日のずっといい言葉」毎日更新しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
ではまた次のおたよりで。
無印良品イーアス春日井