【春日井】『空気のお菓子』刊行のお知らせ|MUJIBOOKS

【春日井】『空気のお菓子』刊行のお知らせ|MUJIBOOKS

MUJI BOOKS

2022/12/25

こんにちは、無印良品イーアス春日井です。
 
 
本日は、BONBOOKの新刊のご紹介です。
 
BONBOOKとは、老舗の印刷会社がはじめた小さな出版レーベル。
 
くらしの再発見をテーマに続々刊行しています。
 
 
 
今回新しく出版された本は、土谷未央さんの『空気のお菓子』。
 
   
【春日井】『空気の絵本』刊行のお知らせ|MUJIBOOKS
 
 
三度の飯よりお菓子が好きな菓子作家、土谷未央さんの妄想と偏愛と願望が一冊になりました。
マシュマロ、メレンゲ、シフォンケーキ、綿菓子、ポップコーン、生クリーム。
空気をたっぷりとい抱き込んだフワフワでスカスカな8種類の空気のお菓子を、「見立て」「物語」「レシピ」の3つの側面から紹介するのがこの本です。
 
 
土谷未央さんは、新進気鋭の菓子作家。
映画をきっかけに物語性のある菓子を製作するcineca(チネカ)をはじめ、日常や風景の観察による気づきを菓子の世界に落とし込んでいます。
企画や菓子監修、アートワークの制作、執筆業など、幅広いご活躍をされています。
 
 
そんな土谷さんが手がけた今作は、フワフワでスカスカなお菓子を詰め込んだ「空気のお菓子」という一冊。
重さと価値は比例する、という事実は製菓以外でも認められています。
重い=中身がぎっしり詰まっているから。
はてさて、それは空気のお菓子に当てはめてみてはどうでしょう?というのが土谷さんの着眼点でした。
フワフワ、スカスカだからこそおいしいお菓子たちから空気を抜いてしまったら、そのおいしさはどうなってしまうのか…答えは是非、書籍の中で探してみていただければ幸いです。
 
 
それでは、この本の3つの側面をご紹介しましょう。
  
【春日井】『空気のお菓子』刊行のお知らせ|MUJIBOOKS
 
【1】みたて
 
土谷さん曰く、「みたて」は土谷さんが菓子作家として活動する上で、とても大切な考え方なのだそう。本書では私たちの普段の暮らしの中にあるものを、空気のお菓子に見立てています。ベッドの上にはフワフワな綿菓子のお布団、ダンボールの上にはマシュマロの発泡剤、本を読む人の首元にはシフォンケーキの首枕、といった具合に、夢のような冗談のような景色をお楽しみいただけます。
 
 
【春日井】『空気のお菓子』刊行のお知らせ|MUJIBOOKS

【2】ものがたり
 
土谷さんがエッセイの手法で書き下ろした8編は、どれも小気味よいリズムで、それぞれ珈琲1杯で読み切れるちょうどいい長さの読みもの。歴史上の人物や、お馴染みのスイーツ、土谷さん縁の浅草の街が登場。お菓子が大好きという真っ直ぐな感情と、菓子作家ならではの鋭い視点が混ざり合い、どんな人でもきっと新しい発見があること間違いなし。
  
   
【春日井】『空気のお菓子』刊行のお知らせ|MUJIBOOKS
 
【3】レシピ
 
土谷さんが菓子作家として活動をスタートして以来、10年という月日が経っていますが、実はこれまでレシピ本は未発表。今回は、本書前半に登場する8種類の空気のお菓子のレシピを紹介しています。レシピの特徴はもちろん、材料として空気が含まれていること。上手に空気を取り込んではじめて、おいしい空気のお菓子が出来るからです。主に精製された材料を使う製菓は、作り方も構造も料理よりずっと科学的。土谷さんの一言メモでも、お菓子を科学的な視点で解説しているので必見です。
 
 
 
この本は、おそらく世界ではじめて「空気」をレシピの材料に書き込んだ本。
土谷さんの「おいしいところ」をすべて詰め込んだ1冊をつくりたい、と試みたのが本書です。
 
土谷さんはいつも考えています。
いつのまにかあたりまえになっていた毎日を、もっとおいしく、もっと可愛く、もっとおもしろくできないか。
この本は、空気のお菓子をきっかけに、「あたりまえ」を信じて疑わないわたしたちの日常に向けて、問いかけを贈ります。
 
   
【春日井】『空気のお菓子』刊行のお知らせ|MUJIBOOKS
 
 
当店でもBOOKS売場にて展開しております。
 
是非お手に取ってご覧ください。
 
ではまた次のおたよりで。
 
 
 
 
 無印良品イーアス春日井