【春日井】今日のずっといい言葉“贈りたい本” MUJI BOOKS

【春日井】今日のずっといい言葉“贈りたい本” MUJI BOOKS

MUJI BOOKS

2022/12/24

こんにちは、無印良品イーアス春日井です。


本日もイーアス春日井 MUJIBOOKSスタッフが毎日お伝えしている


「今日のずっといい言葉」から、素敵な言葉をお届けしようと思います。

 
【春日井】今日のずっといい言葉“贈りたい本” MUJI BOOKS


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いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?
 
 
つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひとはきのことだけを考えるんだ。
 
 
いつもただつぎのことだけをな。






『愛蔵版 モモ』


著 ミヒャエル・エンデ
訳 大島かおり





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MUJIBOOKSでは、毎月テーマを変えて特集を組んでいます。
 
 
12月のテーマは「贈りもの絵本」ということで、
 
 
「ずっといい言葉」でも誰かに贈りたい本を紹介していこうと思います。
 
 
本書は、児童文学の名作。
 
 
児童文学というジャンルではあるものの、大人も子供も楽しめる作品です。
 
 
実を言うと、このおたよりを書いているぼくもこの作品の大ファン。
 
 
この「愛蔵版 モモ」を家の本棚にだいじにしまってあります。
 
 
 
今回のずっといい言葉は、モモの特別な友だちである道路掃除夫ベッポの言葉。
 
 
ベッポはとにかくものごとをじっくり考える人で、答えるまでに長い時間がかかります。
 
 
そんなベッポが自分の仕事について語った時のセリフです。
 
 
何かを始めるときに、計画をするというのはもちろん大切なことです。
 
 
でも、計画ばかりしていても、実際のものごとは何も進みません。
 
 
ようやく計画が終わって実行に移しても、始めてみると予想と違うことがたくさん。
 
 
実際の計画通りになることのほうが少ないです。
 
 
だからこそ、全体のことを一気に考えるのではなく、ただつぎのことを考える。
 
 
そうして、気が付くと自分の辿ってきた道のりが綺麗になっていて、仕事が終わっている。
 
 
これは、色んな事に共通するような気がしています。
 
 
 
「モモ」というお話は、時間どろぼうと戦うお話。
 
 
ぼくも例外ではなく、ついつい「時間がない」とか、「忙しい」なんて思ったり、口にしたりしてしまいがちです。
 
 
もしかしたらそれは、道路ぜんぶのことを見てしまっているからかもしれません。
 
 
一年後なにをしているか、二年後何をしているか、一か月先は。
 
 
そんなふうに先のことについてついつい考えてしまいます。
 
 
しっかり、ていねいに、いつもつぎのことを考えること。
 
 
それは、心を穏やかに、毎日を楽しく過ごすことにおいて、重要なことなのかもしれませんね。
 
 
 
ついつい夢中になって読んでしまうような、すごく素敵なおはなしです。
 
 
物語が好きな人に、贈ってみてはいかがでしょうか。
 
 
 
 




中央広場にて「今日のずっといい言葉」毎日更新しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
 
 
 
 
 
ではまた次のおたよりで。




無印良品イーアス春日井