こんにちは、無印良品イーアス春日井です。
本日もイーアス春日井 MUJIBOOKSスタッフが毎日お伝えしている
「今日のずっといい言葉」から、素敵な言葉をお届けしようと思います。
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ちょっとした言葉遣いが、
人の心をかたくなにしたり、やわらげたり。
『私の部屋のポプリ』
著 熊井明子
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MUJIBOOKSでは、毎月テーマを変えて特集を組んでいます。
12月のテーマは「贈りもの絵本」ということで、
「ずっといい言葉」でも誰かに贈りたい本を紹介していこうと思います。
本書は、1978年に出版された熊井明子さんのエッセイの復刻版。
およそ45年前に出版された本とは思えないほどみずみずしい内容で、多くの人に愛され続ける名著です。
この本を贈りたくなるように人に、なりたいと思ってしまいます。
やわらかいけれど、とても凛とした文章。
それはどこか、草木のような自然なものを感じさせます。
「ポプリ」という言葉がタイトルにもあるように、はなやかで、いいにおいがして、心が癒されるような。
この本自体が「ポプリ」のようだと思います。
本を贈るということが昔より少なくなってしまったように思いますが、
ぼくは本を貰うととても嬉しい気持ちになります。
それは、本を贈るという行為は相手のことをよく考えないとできない行為だと思うから。
ぼくの好みを考えてくれたのか、自分が大好きな一冊をくれたのか、書店で偶然目についた一冊をくれたのか、
そんなことを考えるだけで嬉しい気持ちになってしまいます。
誰かに何かをするということは、もちろん得も損もします。
気に入らない本を贈ってしまったら、迷惑だと思われたら、なんてそんなことも考えます。
でも、ちゃんと自分のことを考えて贈ってくれたものならなんだって嬉しい。
ぼくはそう思います。
言葉も一緒で、色んな言葉遣いがあって、色んな伝え方があるけれど、
しっかり誰かのことを考えて出た言葉ならば間違いはないと思います。
誰かのことを傷つけてしまったときも沢山あります。
思い返すと、あの時、ぼくはしっかり相手のことを考えられていなかったと思います。
その言葉で、態度で、相手はどう思うか。ぼくは相手にどう思ってほしいのか。
しっかり相手のことを考えることは、とても難しいけれど、そんな時にこそ読みたくなるエッセイ。
大切な誰かに、贈ってみてはいかがでしょうか。
中央広場にて「今日のずっといい言葉」毎日更新しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
ではまた次のおたよりで。
無印良品イーアス春日井