こんにちは、無印良品イーアス春日井です。
本日もイーアス春日井 MUJIBOOKSスタッフが毎日お伝えしている
「今日のずっといい言葉」から、素敵な言葉をお届けしようと思います。
.....
あなたもぼくも、ふだん、主観を窮屈に閉じこめている。
だが、主観をいつも見失わないことならできる。
おそらく、アートの役割は、そんなところにある。
『みっつめのボールのようなことば。』
著 糸井重里
.....
本書は、コピーライター、作詞、ゲーム制作など多岐にわたって活躍し、
多くの人に愛されている糸井重里さんのことばを集めて作った文庫本。そのシリーズ三作目です。
ことばも、エッセイも、とても発見に満ちていて、こころに絡みつくようなものばかり。
ぼくもついつい買ってしまい、カバンの中に忍ばせてあります。
このずっといい言葉は、主観と客観についての言葉。
人はみんな主観を持っていて、それぞれが思うことがあるはずなのに、
いつしか自分を出すことが怖くなってしまいます。
正しそうなこと、迷惑にならなそうなこと、そんな客観ばかり気にした言葉を選んでしまいがち。
ぼくも、この「ずっといい言葉」についての文章を書くときに、なるべく客観を意識するようにしてしまいます。
言葉を選ぶときに、誰のことも傷つけないように、気を使います。
でも、本当に誰も傷つかない言葉だけを使っていたら、それはきっと誰の心にも残りません。
だから、間違っていたとしても、自分の思うことはなるべく表現するようにしています。
それがいつか誰かのことを傷つけるかもしれない、なんて想像して、
いつ怒られるか、ビクビクしながら文章を書いています。
主観を多くの場所で語るのは、本当に怖いことだと思います。
自分の主観を表現しないことが、嫌われないための一番の方法。
でも、黙っていたって何も変わりません。
とにかく、自分の思ってみることを表現してみる。
それで離れていく人は、きっとどうしたって離れていってしまう人です。
周りの人を大事にする、その前に、自分を大事にしてあげてみてください。
そうやって自分のことを大切にできる人は、きっと、周りのこともあたたかく照らすことが出来る。
12月に入り、一気に寒くなってきました。
こころもからだもあたたかく、無理せずに。どうかご自愛くださいませ。
中央広場にて「今日のずっといい言葉」毎日更新しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
ではまた次のおたよりで。
無印良品イーアス春日井