こんにちは、無印良品イーアス春日井です。
本日もイーアス春日井 MUJIBOOKSスタッフが毎日お伝えしている
「今日のずっといい言葉」から、素敵な言葉をお届けしようと思います。
.....
ともに未来の夢に向かって
同じ方向を見ることが大切なのです。
『この星で生きる理由』
著 佐治晴夫
.....
本書は、理学者で天文台の台長でもある著者の視点で、専門的な知識と日常の景色を重ねて語るエッセイ集。
時に数学的で、時に文学的であるこのエッセイは著者の佐治さんならではのものです。
「未来の夢に向かって」なんて言うと、大それたものに聞こえるかもしれませんが、
この「夢」は「目標」とも「進路」とも言い換えられます。
人と人とは見つめあうだけではお互いの嫌なことしか見えなくなってしまう。
だからこそ、見つめあうのではなく、同じ方向を見ましょう、という話です。
誰かと見つめ合うことが出来る、という事実。まずこれがすごく素敵なことだと思います。
相手に対して夢中になっていても、相手が自分のことを見てくれるとは限りません。
それは当たり前のことだけれど、すごく残酷なことだと思ったりもします。
自分が生きている世の中は、結局は主観でしかない。
だからこそ自分と同じような気持ちを相手に求めてしまったりします。
それが思うとおりにいっているのかどうかすら、本当のところは分かりませんが、
「この人とは向かい合えている」と思えることは、何よりの幸せだと思います。
最近、夢や目標を語ることが少なくなっている気がします。
こうしたい、ああしたいという気持ちは何よりも大事なもののはずなのに、
口に出すのが恥ずかしかったり、失敗したときのことを考えてしまったり。
そんな生活を続けていると、自分が何のためにやっているのか、何が楽しくてやっているのか、
そんなことすら曖昧になってきてしまったりもします。
人生は進むだけじゃなくて、止まってしまったり、後退したりもします。
自分は今きっと立ち止まっているけれど、それも必要な時間。
そう遠くない未来の自分が、夢を語っていること。
それこそが今の自分の目標であり夢です。
叶える、叶えない、そんな大それたものじゃなくてもいいから、
ひとつひとつていねいに、積み上げていきたいと思います。
当店で取り扱いのある書籍から MUJIBOOKSスタッフが見つけた、いい言葉を伝えています。
中央広場にて「今日のずっといい言葉」毎日更新しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
ではまた次のおたよりで。
無印良品イーアス春日井