【春日井】10月の特集「下を向いて歩こう」 │ MUJIBOOKS

【春日井】10月の特集「下を向いて歩こう」 │ MUJIBOOKS

MUJI BOOKS

2022/10/22

こんにちは、無印良品イーアス春日井です。
                                                                                          
 
今回は、BOOKS担当より10月のおすすめのご案内です。
 
MUJIBOOKSでは、毎月テーマを変えて特集を作っています。
10月のテーマは「下を向いて歩こう」
 
【春日井】10月の特集「下を向いて歩こう」 │ MUJIBOOKS
 
植物博士、農学校の先生で詩人、
いつも子どもの目線で絵を書いた画家。
足元にこそ世界があった。
 
「上を向いて歩こう」という言葉はよく聞きますが、それだけでは見逃してしまうものも。
下を向いて歩くことで成果を残した人たちにならって、新しい世界を広げてみませんか。
今回の、「下を向いて歩こう」は4つのテーマに分かれています。
 
 
【春日井】10月の特集「下を向いて歩こう」 │ MUJIBOOKS
 
「宮沢賢治」
賢治の作品世界には、サステナブルな社会やSDGsの原型があります。
農学校の先生でもあった宮沢賢治の入門本を通して、足元の自然を愛し、地球の裏側に想いを馳せた、デクノボーな詩人に乾杯。
 
 
【春日井】10月の特集「下を向いて歩こう」 │ MUJIBOOKS
 
「牧野富太郎」
生涯を草木に捧げた日本植物学の父が語るユーモラスな植物談義を収録した新刊を軸に、富太郎に関する本を紹介します。
効率や成果主義から距離を置いて、好きなものに没頭する人に贈りたい。
 
 
【春日井】10月の特集「下を向いて歩こう」 │ MUJIBOOKS
 
「茂田井武」
かつて子どもだったすべての大人へ。
はじめて「世界」を感じたときの驚きや喜びや悲しみは、時間と共に失われるのでしょうか。
夭逝の天才画家、茂田井武は子どもの目線で絵を描き続けました。
 
 
【春日井】10月の特集「下を向いて歩こう」 │ MUJIBOOKS
 
「路上観察」
うだつの上がらない日も、うつむいて歩けば意外な発見や出会いがあるものです。
マンホールや面白い看板、石ころまで。歩くだけで発見の連続。
ウェブでは見つからない、足元に広がる宇宙へいざ。
 
 
担当よりおすすめの本はこちらです。
 
【春日井】10月の特集「下を向いて歩こう」 │ MUJIBOOKS
 
「賢治と鉱物」 工作舎
著者:加藤碵一 青木正博
価格:3520円(消費税込み)
 
 
宮沢賢治の作品の中では、鉱物がたくさん登場します。
その鉱物を色ごとに紹介し、美しい写真と共に詳細に説明されています。
 
この本を読むと、より宮沢賢治の作品の奥深さを知ることができます。
「ルビーよりも赤く」なんて言われて、ぼくが想像するルビー。
それは、人工的に加工された偽物だったりします。
この一文に、「ヘエ、とにかく赤いんだ」と感じるか、
より深い意味や、奥深さを感じるかは、その人次第。
でも、せっかくなら自分は作品の良さをより分かりたいと思います。
そのために大きな助けになるのが本書。
本書を読むことで、宮沢賢治も鉱物もさらに魅力的に見えることでしょう。
 
ぺらぺらとページをめくるだけでも、すごくきれいな鉱物を見ることができます。
宮沢賢治がもともと好きな人でなくても、大丈夫。
その美しさはすべての人に共通のものです。
是非、鉱物の美しさに触れてみて下さいね。
 
 
場所は店内中央、コーヒーマシンの近くの屋台です。
足元の世界を見るように、少しうつむいて本を見る人たち。
そんな人たちの世界は、きっと広いのだと想像してしまいますね。
 
それでは、今回はこの辺で終わりにしようと思います。

イーアス春日井