こんにちは、無印良品イーアス春日井です。
本日もイーアス春日井 MUJIBOOKSスタッフが毎日お伝えしている
「今日のずっといい言葉」から、素敵な言葉をお届けしようと思います。
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無地の面白さ、―――これがおしゃれの最高です。
無地だと、ごまかしがきかないので、
まず生地のいいものを選ばねばなりません。
『きもの美――選ぶ眼・着る心』より
『人と物12 白洲正子』
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白洲正子さんは、文学や骨董など、幅広い世界で活躍した随筆家。
彼女の持つ美的センスは、多くのファンを集めています。
おしゃれというものが何か考えたこの一文にも、彼女らしさが表れています。
シンプルに美しいものを突き詰める。
着飾るのではなく、自然に着る。
それは、現代のおしゃれでも学ぶべきところがあるように思います。
昔の自分は、おしゃれというものがあまり好きではありませんでした。
服なんてどれを着ても同じだろうとか、自分にはセンスがないだとか。
そんなことばかり考えて純粋におしゃれを楽しめませんでした。
おしゃれが楽しくなり始めたのは、自分でこだわって服を買うようになってからです。
自分の好きなものやこだわりを服で表現する。それができるのがおしゃれのいいところだと思います。
白洲正子さんは、無地の面白さが最高だと言っていますが、べつになんだってよいのです。
チェックが最高だと思う人も、フリル地が最高だと思う人がいたっていい。
ただ、自分のいいと思うものを着なければ、おしゃれは面白くない。
当たり前のようですが、心掛けておきたいことの一つです。
最近、外見に対する過剰な意識が大きな力を持っているように感じます。
「キレイでいたい」「かっこよくいたい」。
自分の意志によってそうしているのであれば、すごく素敵なことです。
でも、「キレイでいなければ」「かっこよくいなければ」なんて、
そんなふうに自分を追い詰めていくことは負の側面もある気がします。
決して無理をしないで、自分らしくいること。
自分に似合うものを考えることよりも、自分が好きなものを考える。
心ない人にいくら「似合わない」と言われたって、
好きなものを身に着けている時が一番素敵です。
どうかより多くの人が、自分らしく、のびのびと生きられますように。
当店で取り扱いのある書籍から MUJIBOOKSスタッフが見つけた、いい言葉を伝えています。
中央広場にて「今日のずっといい言葉」毎日更新しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
ではまた次のおたよりで。
無印良品イーアス春日井