【芦屋モンテメール】1・17と芦屋とわたし その2

芦屋さんぽ

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2021/01/27

こんにちは。
無印良品 芦屋モンテメールです。

前回のブログでは、
阪神淡路大震災当日の体験をお話しさせていただきました。
今回は、
その後の生活がどのようなものであったかを、
お話させていただきます。

勤務先のお店は芦屋市にほど近い、神戸市東灘区にあり、
新しくオープンしてまだ数年のお店でした。
震災後、建物こそ崩れずに建っていましたが、
店内は私たち従業員は入ることが出来ず、
駐輪場だった場所にテントを張り、
仮設店舗で日用品や肌着などを販売していた記憶があります。
 
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仮設店舗があった駐輪場。
現在はマンションが建ち、以前の半分ほどのスペースに。
 
震災当日、職場の店長は電車も通っていない中、
大阪の自宅から瓦礫をかきわけ、
20km以上もの距離を歩いてお店まで行ったそうです。
 
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国道2号線。
震災直後は木造家屋が多く、
崩れた建物の瓦礫が歩道に押し寄せていました。
 
3月。ひと足先に復旧、再オープンした、
西宮市にある他店舗へ、
応援という形で2週間ほど勤務しに行きました。
日常がスタートしているというギャップに戸惑いながら、
暖かい店内で働けるありがたみを実感しました。
 
4月。ようやく元のお店で再オープンの日を迎えることが出来ました。
オープンと同時に、
たくさんのお客様がぞくぞくと入り口から来店して来られたのを、
今でも鮮明に覚えています。
 
自分の売場の前に立ち、
『いらっしゃいませ』とお出迎えのご挨拶をしながら、
感極まって涙があふれてきました。
待ちに待った日、
お客様が来てくださった、ありがたいという気持ち。
そして仕事が出来るという喜び。
 
 
あれから26年。
綺麗に生まれ変わった芦屋の街で生活していると、
震災のことを考える機会は少なくなりました。
ですがやはり、1月が来ると思い出します。
震災を体験した方々の記事を読み、胸が痛くなります。
 
日々、感謝の気持ちを忘れず。
またいつか必ず来る、災害。
備えることの大事さ、
なによりも、命の大事さを胸に。
 
芦屋さんぽ
  
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
 

無印良品 芦屋モンテメール

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