【近鉄四日市】店長のぼやきVol.32

ぼやき

その他

2023/09/25

おはようございます。
 
今週もすんばらしい一週間が始まりましたね。
 
ここ最近本当に涼しくなって過ごしやすくなりました。
これから本格的に秋が始まりますね。
どうも近鉄四日市店長の西中です。
 
今週のテーマは無印良品のモノづくりで大切にしている「素材の選択」についてお話したいと思います。
 
■最初の無印良品
1980年に無印良品は西友のプライベートブランドとして誕生しました。
現在でこそ7000品目の商品を取り扱っていますが、初期の無印良品は40品目から始まりました。
今から考えると想像もつかないですね。
 
■1980年とは
1980年はいわゆるバブル時代と言われる時代です。
そのころは華美なパッケージや形のよい野菜、お菓子にはおもちゃなど+αして販売されていることが当たり前の時代です。
そんな時代の中で無印良品は誕生しています。
 
■素材の選択
素材の選択とはそのままの意味です。
素材を吟味し、旬や無駄の無いように素材を生かすことができるように常に考えられています。
 
初期の40品目の中に「割れしいたけ」と言う商品がありました。
 
そのころのしいたけといえば、
 
・大きさが揃っている
・割れていない
・肉厚なかさ
 
このようにしいたけの中でも上記を満たしていないしいたけは廃棄されているのが現状でした。
その中で無印良品は「しいたけはしいたけ」という事で、大きさも揃っていない、割れていない、肉厚でもない「割れしいたけ」を販売しています。
 
結果、大きな反響を呼び即座に売り切れたと聞いています。
お客様が求めていたのは、上記3つを兼ね備えたしいたけではなかったという事です。
 
よくよく考えれば、出汁を取る為のしいたけであれば割れていても問題ないですよね。
また角切りにする際も同様です。
形や大きさなどを気にするお客様はあまりいらっしゃらなかったのだと思います。
 
■現在の無印良品
現在の無印良品もこの「素材の選択」にはこだわっています。
そのうちの一つを紹介したいと思います。
 
写真でもっているのは「ウォーターヒヤシンス」と呼ばれる天然素材の商品です。
 
水草の一種なのですが、世界でも注目されている素材です。
 
亜熱帯地域でよく栽培されているのですが、育つ速度が速くまた二酸化炭素の吸収も良いということで環境に良いとされています。環境負荷が少ないということです。
 
また柔らかく丈夫な点もメリットです。長く使えるのも良い点ですね。
ただデメリットもあります。
湿度の高すぎるところに放置するとカビの原因になってしまいます。
水回りで使わないように気を付けて下さい。
 
上記の他にも糸を生成している途中で出てくる「落ちた綿」を紡ぎ合わせて作った「落ちわたふきん」、靴下など商品を作る過程で残った「残糸」を利用した「残糸靴下」などもあります。
お店に寄って頂いたときに商品タグを見て頂けると新しい発見があると思います。
 
■まとめ
無印良品のモノづくりで大切にしている「素材の選択」
 
世の中で捨てられている部材や旬のものであったり、環境に配慮されているものなど様々な視点から素材を選択しています。
 
今でこそ当たり前ですが1980年頃は消費社会だったということもあり、物珍しく人の目には映りました。
 
無印良品は40年以上もこの「素材の選択」を守ってモノづくりを大切にしています。
 
特にこれからは天然資源を大切にすることが環境への配慮になると個人的に考えています。
 
1人でできることは小さいかもしれませんが、商いを通して環境負荷を減らすことが出来ればと思います。
 
秋なので旬のお魚が早く出回って欲しいです。
 
さんまたべたい。
 
環境を守ることは未来の自分たちを救う!
 
今週も素晴らしい一週間にしましょう。