【銀座】「世界の無印良品」の紹介 | MUJI Taiwan Part 2 台湾の人々の食生活~毎日何を食べているの?

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2021/12/07

こんにちは。
いつもfrom MUJIをご覧いただきありがとうございます。
 
みなさんは、無印良品が海外にどれくらいあるかご存じですか。
約1000店舗、世界31の国や地域で展開しています(2020年8月時点)。
日本ではなかなか知ることのできない海外の無印良品の店舗のこと、生活や文化、環境・地域での活動を現地のスタッフからお届けします。
 
 
第18回目は、前回に引き続きMUJI Taiwanからお伝えします。
Part2の今回は「台湾の人々の食生活」についてご紹介します。

台湾では自炊より外食や中食の方が安くなる、不思議な国なのをご存知ですか。
台湾人が料理するのが苦手なのではなく、屋台や夜市などで食事をとる方がコスト的に安いので、一日三食全部外食で済ませる人は半数くらいいるようです。
店内で食べるのはもちろん、日本と違い、ほとんどすべてのお店がテイクアウトできます。

また、台湾では環境保護意識の高い人が多いので、タッパーや保存容器を持参してテイクアウトする人も多いようです。
「マイ容器」でテイクアウトするとお店からさらに割引やサービスをしてもらえるので、外食のもう一つのメリットとも言えます。
 
前回のおたよりで台湾は「グルメのパラダイス」だとお伝えしましたが、一体台湾の人たちはどんな食事をしているか気になりますよね。
今回は、朝・昼・夜、それぞれ代表的な台湾の食事を現地からご紹介します。
 
 
~朝~
日本では自分の家で朝食を食べるのが一般的かと思います。
台湾では共働き家庭が多く、朝は忙しくバタバタしてしまい、ちゃんと料理をつくる余裕がないので、外で朝食を食べるのが一般的です。
台湾の朝食は大まかに台湾スタイル、中華スタイル、洋風スタイル、3種類に分けられます。
 
かつてから農業が盛んだった台湾では、朝食をしっかり食べて、一日のエネルギーを補う文化があるので、朝から魯肉飯(ルーローハン)や汁なし混ぜ麺にワンタンスープなど、しっかりと食べる人が多いようです。
ルーローハンは日本の無印良品でも大人気のようですね。
 
また、前日の夕飯で食べ残ったご飯をお粥にして、缶詰めや漬物と一緒に食べるのも昔からある台湾スタイル朝食です。
 
もう一つおすすめしたい台湾スタイル朝食の定番メニューは「台湾風おにぎり」です。
台湾風おにぎりはお米ではなく、もち米や紫もち米を使っています。
中身は煮卵や目玉焼き、切干し大根、高菜、肉鬆(ローソン、豚肉のデンブ)、油條(ヨーティヤオ、揚げパン)などいろいろな具材が入っています。
もち米がモチモチ、揚げパンがサクサク、いろんな食感が楽しめる一品です。
サイズも結構大きいので、一つ食べただけでお腹がいっぱいになり、お昼も進まなくなるくらいのボリュームです。
 
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中華スタイル朝食の代表的なメニューといえば小麦粉を使用した料理です。
ナンのような焼きパンに油條を挟んだ焼餅油條(サォピンヨーティヤオ)をはじめ、肉まんや饅頭(マントー、具が入っていないまんじゅう)、小籠包や焼き餃子、組み合わせは豊富で、毎日通っても飽きません。
 
飲み物は豆乳が主流ですが、香ばしく炒めたピーナッツを白米や玄米と一緒にすり潰してつくられた米漿(ミージャン)や、ハトムギを同じような方法で調理した美白効果も期待できる薏仁漿(イーレンジャン)など、体と健康にやさしい飲み物と一緒に召し上がってみてください。
 
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海外のみなさんにはぜひ伝統的な朝ごはんを体験していただきたいですが、実はローカルには洋風スタイルの朝食が主流なのです。
通勤通学で忙しい朝にさっと買えるように、つくり置きのサンドイッチや瓶牛乳、缶コーヒーなども提供していますが、洋風朝食屋さんの王道はやはり注文後に鉄板でさっとつくるメニューです。
 
まずはトーストやハンバーガーのバンズ、マフィンや台湾式クレープの蛋餅(ダンピン)を選び、中身はチーズ、卵焼き、ハム、ベーコン、チキンカツ、とんかつ、ツナマヨなど、その日の気分によって好きなものを注文します。
サイドメニューもバラエティ豊かです。
ナゲット、ホットドッグ、ポテト、ハッシュブラウン、焼きそば、大根餅、サラダなど、お店のメニューを全制覇するのは一年以上の時間がかかるのではないでしょうか。
 
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~昼~
台湾の人々は、料理はあたたかいうちに食べるのがおいしいというこだわりがあるので、お弁当もできたてのものが常識です。
一般のお弁当はメインのおかずが1つと副菜3~4品があり、どれも家庭的な味を堪能できます。

代表的で人気もあるメインのおかずといえば、やはり雞腿(ジートゥエイ、鶏のもも肉)と排骨(パイグー、骨付き豚ロース)です。
衣がパリパリに揚げたものや、味がしっかりしみ込むまで煮込んだもの、どれもおいしくて食べ応えがある一品です。
 
また、ここ数年間、健康意識やダイエット、筋トレがブームになり、玄米や雑穀米を提供するところや、ダイエット中もおいしく食べられるサラダや野菜を中心にするところや、筋肉をつけたい人向けの「筋肉食」お弁当屋さんなど、あらゆる分野で特化しているお店がどんどん増えてきました。
 
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台湾の昼食文化を体験したい方に一番おすすめしたいのは台湾式ビュッフェ、自助餐(ジージューツァン)です。
簡単に言うと、食べたいおかずを自分で自由に選んで、好きなものを好きな量で食べることができるご飯屋さんです。
どこの家庭でも出てくるローカルな料理が種類豊富に並べられて、野菜中心、お肉中心などお好みで取れたり、またはバランス良く取れたり、台湾の庶民の味を満喫できます。
価格もお手頃なので、自分の家の台所として毎日通っているお客様も多いです。
自助餐の利用方法は主に2種類あります。
自分で盛るタイプとお店の人がお皿やお弁当箱に載せてくれるタイプです。
後者であれば、指差しでお店の人に食べたいものを伝えて、言葉が通じなくでも台湾料理を楽しめるので、来台の際はぜひローカルな雰囲気と一緒に味わってみてください。
 
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~夜~
台湾の夜といえば、みなさんのイメージは「夜市」ですよね。
夜市は台湾小吃(シャオツー、屋台で売っているおやつや軽食)とB級グルメの聖地とも呼ばれていて、台湾人全員の日常生活の一部です。
 
近年日本のみなさんにもよく知られている大雞排(タージーパイ、でっかいチキンカツ)、台湾カステラ、割包(グアパオ、台湾式ハンバーガー)など、すべて夜市で食べられる代表的なB級グルメです。
屋台から漂ってくる食べ物のいい匂い、果てしなく並んでいる行列、そこにいる全員が食べ歩きしている姿は何かを食べずにはいられなくなります。
 
夜市は食べ物が安くておいしいことで有名ですが、なんと料理界の最高評価と言われるミシュランガイドのビブグルマンも夜市の中にある屋台をおすすめしているのはあまり知られていない情報です
 
お腹いっぱいになったら、ちょっとしたお土産や輪投げやダーツなどいろいろ楽しめるのは、日本のお祭りと一緒ですね。
 
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台湾の夜を満喫する方法、もう一つおすすめしたいのは台湾式居酒屋、熱炒(ラーチャオ)というジャンルのレストランです。
一皿100~200元(300~600円)で、リーズナブルでメニューの選択肢も多い、普段の仕事帰りの晩ごはんはもちろん、友達との食事会や飲み会にもぴったりの場所です。
 
熱炒とは文字通り、強火で炒めあげた料理がメニューのメインになりますが、揚げ物や串焼きなどいろいろとお酒に合う料理を提供しているお店も多いです。
ほとんどすべての熱炒は店頭に新鮮な魚介が並べていて、少し大きなお店は店先に魚やエビの泳ぐ水槽も置かれているので、鮮度最高の海鮮料理も忘れずに注文してください。
その注文方法は普通のレストランとちょっと違って、定番料理が載せている注文シートもありますが、シェフの新作メニューや当日限定の食材は店先の黒板などに書かれているので、注文する前に要チェックです。
 
店内のガヤガヤで賑わっている雰囲気は日本の居酒屋と似ていますが、決定的な違いは、他人に気兼ねせずに、自分のペースでお酒を飲めることです。
熱炒は基本的にセルフサービスなので、ビールを飲みたい人は自分で冷蔵庫から取り、ジュースやソフトドリンクも同様に、飲みたいものを飲みたいタイミングで自分で取るという、フリーなシステムなのです。
 
熱炒はおいしい料理とお酒を楽しめるお店だけではなく、台湾の人々の日常生活の様子が見える、ディープな台湾文化を体験できるところなので、台湾旅行の際には、ぜひぜひキンキンに冷えた台湾ビールで乾杯して、「The 台湾」を体験してみてください。
 
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台湾人の食生活について、興味を持っていただけましたか。
一回目のおたよりでお伝えたした通り、「台湾のみなさんの食生活を支えていく、地元の農家さんの役に立つ」をMUJI Taiwanのありたい姿として、これからは良品市場や食品の現地生産の取り組みの中で、できることとすべきことを見出して、「一日三食」に関する事業を発展させたいと考えています。
海外旅行が自由にできるようになったら、ぜひ台湾にいらしてください。
その際はMUJI Taiwanの店舗に立ち寄って、台湾人の食生活を発見・体験してみてください。
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