お店に橙色のまるい果実が出てきました。
『房州びわ』です。
毎年、皇室にも献上されている房州びわ。
その栽培開始の歴史は古く、江戸時代中期には出まわっていたとの記録があるそうです。
また、明治時代以降は更にさかんに栽培されるようになり、千葉県は長崎に次ぐびわの産地となりました。
そして、いまや南房総での収穫量は県全体の8割以上を占めています。
びわは寒さに弱いため、半島沖を黒潮が流れている房州が、びわ栽培の北限とされています。
また、ここでは虫や強い日差しから守るために、ひとつひとつのびわに袋かけをします。
こうして、大切に育てられた果実は、美しい橙色のびわになるのです。
びわは、適度な大きさで、ふっくらして、果実全体が橙色のものを選んでください。
また、あまり日持ちしない果実なので、購入したらすぐに食べることをおすすめします。
びわの旬は、5月下旬から6月下旬。
この時期を逃さないでくださいね。
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