ベストセラー絵本『100万回生きたねこ』の著者・佐野洋子さんのエッセイ本です。
これを書いたのは佐野さんが60代前半、私にとっては未知の領域なんですが、共感できることの多さに驚きつつ、鋭いツッコミにはクスッとさせられました。
「64歳になった佐野洋子。四歳という88歳の痴呆の母。いったいいくつになったら大人になるのだろう。いつか死ぬけど今日でなくてもいいかなあ、と思う時が幸せなんかなあ」と歯切れよく、テンポよく人間の不可思議さやこの世の理不尽さをたたき切る語り口にどんどん引き込まれて一気読みしちゃいました。鮮烈・強烈・猛烈あるいは豪快・痛快・爽快な佐野さんのメッセージが、読んでる人の心にダイレクトに響いて、きもちのいい風を送り込んでくれるようです。
佐野さんは、一生懸命生きて、ただ感じて考えたことをそのまま書いていますね。まさに佐野さんの生き様が現れています。それに引き換え私は、愛想笑いでごまかして、対面ばかり気にしている。まだまだ修行が足らず、「神も仏もありあり」でないと生きていけませぬ。
みんなみの里MUJIBOOKSでコーヒー飲みながら良本読書いかがですか?佐野さんのベストセラー絵本「100万回生きたねこ」ももちろんありますよ。ご来店のさいはぜひお立ち寄りください。
著書名 : 神も仏もありませぬ
著者 : 佐野洋子
出版社 : 株式会社筑摩書房
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