時折、差し込むような寒さがやってきますが、暦の上では春分の日も過ぎて立派な春です。家の窓から見える外の景色にも緑が増え、生き物も活発になってきました。今週は1983年の発行から2019年までに132刷も再販されている、いわむらかずおさんの大ロングセラー「14ひき」シリーズの「14ひきのあさごはん」の紹介です。
「おとうさん おかあさん おじいさん おばあさん そしてきょうだい10ぴき。ぼくらは みんなで 14ひきかぞく。」というお決まりの冒頭から始まる本作は、みんなで朝ごはんを作ります!
細かく緻密に描き込まれ、それでいてやわらかい色合いのかわいらしい14ひきと、それを取り巻く美しい自然の営みがページをめくるごとに現われます。からだの小さい彼らにとっては、のいちごを摘むのもちょっとした冒険です。みんなで協力して薪を割り火をおこし、粉を挽いてパンを焼く。手早く簡単に済ませてしまいがちな朝食も、みんなで丁寧に作り上げて食卓を囲むことによって、わかちあえる幸せがある。そんなほっこりした気持ちになれる絵本です。
今年はお花見もなかなかできませんが、普段のおうちでの過ごし方を見直してみるチャンスかもしれません。
みんなみの里へお越しの際は、農産物だけでなく、心の栄養となる小さな本屋さんものぞいてみてくださいね。
著書名:14ひきのあさごはん
著者:いわむらかずお
出版社:童心社
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