初夏に食べるイメージがある「そら豆」ですが、じつは4月から6月初めに最盛期をむかえます。
西南アジアから北アフリカや地中海沿岸が原産といわれる「そら豆」は、4000年以上前のエジプトですでに栽培されていたとされ、世界で最も長い歴史のある野菜ともいわれています。
日本へは奈良時代に伝わりましたが、一般的に栽培されるようになったのは明治時代になってからとのことです。
空にむかってサヤが伸びる様子から「空豆」、または、サヤの内側のふわふわとした部分が蚕(かいこ)の繭に似ていることから「蚕豆」とも表される「そら豆」。サヤの中には3つから4つの豆が入っていますが、じつはこの「そら豆」、中の豆が未熟なうちに早採りしたものなのです。収穫せずにそのままにした豆はやがて硬く黒っぽくなり、煮豆や甘納豆、お多福豆などに利用されます。
「そら豆」にツメのようなものがついていますが、これは一粒一粒の豆がサヤにつながっていた部分です。早く収獲したものはツメが緑色ですが、豆が熟すほど黒くなり「おはぐろ」と呼ばれます。
なお、加熱すると豆が破裂する場合があるので、調理する際はこのツメの部分に切り込みを入れるか、または取り除くとよいでしょう。
収穫後3日間が美味しいと言われるほど鮮度が決め手の「そら豆」。すぐにサヤから豆を出して3分から5分塩茹でしてください。茹でた「そら豆」をそのまま食べるのも良いですが、炊き込みごはんやサラダに入れたり、天ぷらや炒めもの、さらには味噌汁の具やポタージュなどのスープにしてもおいしくいただけます。
おすすめは、茹でずに素揚げし、かるく塩をふっていただくことです。外はカリッ、中はホクホクした食感とともに独特の風味を楽しめますよ。
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