いろいろな種類があるじゃがいもですが、近頃目立ってきているのが紫色のじゃがいもです。
その中でも濃い紫色をした『シャドークイーン』という名のじゃがいもをご紹介します。
シャドークイーンの親は、やはり紫系のじゃがいもキタムラサキですが、果肉に白い部分が多少あるキタムラサキに比べ、シャドークイーンは一面濃い紫色をしています。
この紫色の成分はアントシアニンで、含有量は親いものキタムラサキよりもはるかに多く、じゃがいもの中でもトップクラスです。
半分に切ってみると、黒っぽい皮の下からあらわれた果肉は、おどろくほど鮮やかな紫色をしていました。
その後、どんな味なのか知りたくて、簡単なフライドポテトにしてみました。
まずおどろいたのは、アントシアニンが流れ出て油が紫色に染まることはなく、また、揚げたときのキッチンペーパーにも、まったく色素が染まらず、白いままだったのです。
加熱しても色素は逃げないとされていたのですが、簡単な調理で証明されました。
そして出来上がった紫色のフライドポテトを食べてみました。ほんのりとじゃがいもの甘さを感じ、食感については、男爵のようなホクホク感はなく、メークイーンほどの粘りもありません。男爵とメークイーンの中間といったところでしょうか。
今回の実験の結果、シャドークイーンは他の食材を染めたりはしないけれど、どんな風味にも染まることが出来、しかもその鮮やかな色でお料理を華やかにすると言えるでしょう。
ポテトサラダやビシソワーズ、ポテトチップ、また、いろいろなデザートにしてはいかがでしょうか。他の色のじゃがいもと一緒にするとカラフルで華やかな食卓になると思います。
なお、名前の由来ですが、果肉の紫色がとても濃く、黒っぽいことから影を連想させ、形が丸くなく、メークインのように長いことから付いたとされています。
今週末6/29(土)は、里のMUJI みんなみの里【収穫市】です。
店頭に於いて、特設コーナーでのじゃがいも販売や、じゃがばた屋台が出店します。直売所では、じゃがいもをつかったコラボメニューがお目見えします。じゃがいもの詰め放題も実施予定です。
Cafe&Meal MUJI でも、じゃがいもをつかった限定メニューを販売します。
開発工房セミナー室では「知って楽しむ旬野菜講座」があります。野菜ソムリエプロの安西理栄先生による、じゃがいもをテーマにした簡単レシピのご紹介もあります。
ぜひお立ち寄りくださいませ。
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