朝晩の冷え込みはまだまだ厳しいですが、日中の日差しと随所にみられる菜の花畑に春の訪れを感じる、みんなみの里です。
2022年1月29日(土)開催を予定していた【地域とつながるプログラム】「採って・知って・味わう 鴨川レモン収穫と養蜂場をめぐるサイクリングツアー」。
今回は残念ながら見送りとなってしまいましたが、実施予定だったレモンの救済収穫に行ってきました。
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社内スタッフ、みんなみの里生産者さんの養蜂家 LITTLE FARMETTE HiroさんSaoriさんたち協力助っ人を率い、柑橘農家 古泉さんのもとへ。
温暖な気候が印象的な南房総 鴨川ですが、今年は稀にみる寒さ。
特に、里のMUJI みんなみの里や古泉さんの農園のある山間部は道路一面真っ白に雪の降る日もありました。
この寒さに耐えられないのはもちろん人間だけではなく…農産物も打撃を受けています。
レモンもその一つ。
寒さや霜で外の皮がダメージを受けてしまうと、その部分から水分が抜けてきて中身がスカスカになったり、苦味が出てしまうことも。
すぐに食べられない状態になるわけではないのですが、痛みが早くなってしまいます。
霜焼けてしまったレモンは状態によっては出荷が難しく、捨てざるを得ないこともしばしば。
そんなレモンも木に残っていると木の栄養が奪われてしまうため、木からとってしまう必要があるのです。
「人数はいればいるほどありがてえなあ。」
レモン農園(ご本人曰く「レモン山」)は古泉さんご夫婦で管理するにはあまりにも広すぎて、普段の収穫も人手をかりることもあります。
木の栄養を保つため、私たちに少しでもできることを、と寒さに耐えられなかったレモンの救済収穫をお手伝いにやってきました。
「えーこれもダメなの?」
ざっとレモンの木をみても、見た目は立派なレモンばかり。
本当にとっていいのかな…?と心配になるたびに古泉さんに確認。
返ってくる返事のほとんどは、
「いや、ダメだね。」
見た目はきれいでも中身が苦くなっていたり、木先の実はほとんど寒さにさらされているので摘み取ってほしい、とのこと。
厳しい現実…。
「3年前の台風で木もやられちゃってるものもあって、うまく育たないものもあるんだよな。」
南房総に甚大な被害を及ぼした台風から約3年も経つというのに、まだ被害は随所にみられます。
既に水分が抜けてしまっているもの以外は、すべて収穫。
黙々と作業を続けることあっという間に1時間。
約60kgほどのレモンを収穫しました。
各々でレモンのお裾分けをいただき、解散。
それでもまだまだ大量の霜焼けレモン。
さて、このレモンの行き先は…?
併設施設の『開発工房』で私たち自らで加工し、
Café&Meal MUJIみんなみの里を通してみなさまにお楽しみいただけないか?と計画中。
続報に乞うご期待!
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