台風が近づくなか、九月三十日(土)吉保八幡神社において、秋季例大祭および流鏑馬(やぶさめ)神事がおこなわれました。
当日は、前夜からの大雨の影響で、例年は神社前に並ぶ露店や、めずらしい花木を販売する植木屋さんの出店はなかったのですが、それでも、午前中には雨が上がり、時折晴れ間が見えることもありました。
そのような中、神馬は馬場を走って足を慣らし、まるで神社の拝殿で始まっていた式典に参加するかように、境内に入ってそっと佇み、出番を待っています。
今年の神馬は全身が艶やかな黒く光沢を帯びた、とても精悍な顔つきに見えるとともに、とても落ち着いた様子にも見えました。
これは、禰宜(ねぎ、神馬に乗り矢を放つ人)をはじめ神馬にかかわる人々との信頼関係が、しっかりと出来上がった証拠だと思いました。
また、拝殿での式典は、四人の宮司と二人の巫女によって、約一時間半おごそかな雰囲気があたりに漂うなか、粛々と進められていきます。
参列者は巫女さんによる手水を受け、中殿に置かれた台に玉串(たまぐし、神様にそなえる榊)を奉納します。
この式典には、みんなみの里の店長も参列していました。
みんなみの里では、地域に溶け込むべく、いろいろな場所でおこなわれる祭事やイベントに参加するようつとめており、今回もみんなみスタッフの代表として参列しました。
そして、午後には、いよいよ流鏑馬神事がおこなわれるため、各部落の宮立(みやだち、神様が乗る移動できるお宮)が長狭街道を練り歩き、潔斎所を出た神馬を迎えに行きます。
この頃には雨が落ちてきて、神馬も禰宜も弓矢もすべて覆いをかぶせながらも、無事神社に到着しました。
いよいよクラスマックス、流鏑馬神事の時間です。
その結果は、明日のブログでお伝えします。
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