大阪府泉佐野市で100年以上、代々農業を営まれている三浦農園さんでは、なにわの伝統野菜『泉州黄玉葱』を未来につなぐ活動をされています。
私たちは今年もオーナー制度に参加して『泉州黄玉葱』を育てる様子をレポートにしてみなさんにお届けします。
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あたたかく晴れ晴れとした11月某日、私たちはお店を飛び出して三浦農園さんを訪れました。
三浦家長女の麻衣さんにお会いするのは半年ぶり。『泉州黄玉葱』を育てるオーナー制度に参加するのは2回目です。
泉州地域の玉葱栽培の歴史は古く、今井早生、貝塚早生、吉見早生と『泉州黄玉葱』には種類が3つあります。今回育てるのは、貝塚早生です。
「これが玉葱になるんやもんなあ」と、苗を広げてつぶやくスタッフ。確かにこの細い苗が玉葱に成長するなんて不思議ですね。
私たちの他にもオーナーさんたちが畑に集まって来たところで、植え付け開始です。
1つの苗を、等間隔に開けられたシートの穴へ植えていきます。風に飛ばされないように、やさしく土をかけます。
「土がふかふかやから、苗がすっと入るわ」「ちゃんと植えれてるかな」「あっ、ここ植え忘れてる!」と、それぞれ植えるのに夢中です。
無事に育ってねと想いを込めながら、目印を立てて作業はおしまい。腰のあたりをトントンしながら、心地よい疲れを感じました。
三浦農園さんがオーナー制度をはじめたのは『泉州黄玉葱』をたくさんの人に知ってもらいたい強い想いがあるからです。育てる中で、楽しさやどんなことが大変なのか、いろんなことを感じてもらえたら嬉しいと話されていました。
私たちも、この経験をたくさんの人に伝えていきたいと思います。
これから冬を越し、春に向けて成長していく『泉州黄玉葱』。今後も畑を訪問した様子をおたよりしますので、私たちといっしょに成長を楽しみにしてくださいね。
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隣の畑では、一面ケールが育っていました。山積みになっているのは、下の方にある大きくなり過ぎた葉。新芽をどんどん出すために取り除くのだそう。
「食物繊維が豊富で栄養価の高いケールは、サラダにするとドレッシングがフリルにからみやすいんです。一度食べると、はまる方が多いんですよ」と、麻衣さん。
「新鮮でほんまおいしいんっすよね」と、生でパクパク食べていたスタッフは、Café&Meal MUJIの藤林シェフ。
三浦農園さんのケールを使った冬メニューが登場するそうですよ。
三浦農園
住所:大阪府泉佐野市鶴原1903
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無印良品 イオンモール堺北花田 2021.12.4