こんにちは、南大阪カレー研究会です。
無印良品イオンモール堺北花田の青果売場には、開店からずっと三浦農園さんの野菜が並んでいます。
こちらの農園の“畑のオーナー制度”を当店も利用していて、なにわの伝統野菜『泉州黄玉ねぎ』を育てています。
5月12日(金)は成長した泉州黄玉ねぎの収穫イベント。泉佐野市にある三浦農園さんの畑には“畑のオーナー”さんがたくさん集まります。
南大阪カレー研究会では収穫イベントに先んじて、当日みなさんに泉州黄玉ねぎのカレーを振る舞うため、シェフと一緒に試作。
泉州黄玉ねぎは扁平な形と、甘みが強いのが特長です。瑞々しくてやわらかいので、スープカレーがおいしそう。パンが合いそう。玉ねぎのパンもきっと合う。
スパイスはテンパリングして香りを油に移します。
ホールスパイスの他に『カレーの恩返し』と『カレーの壺 スパイシー』も使用します。
スープは野菜や鶏ガラを使って。
試作の日、広い店内にはスパイスの香りが漂い、お客様からも「カレーつくってるの?」と、たくさんお声がけいただきました。
お鍋をのぞき込み、味見です。
できあがったスープカレーにパンを添えて。収穫イベントに向けての試作ができあがりました。
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さて、収穫日当日。収穫後に振る舞うカレーに使った泉州黄玉ねぎは約12キロです。
私たちも玉ねぎの収穫体験をしました。葉をつかみ、くっと上に引っ張ると、扁平な形の大きな玉ねぎが顔を表しました。
畑からは土のにおいと、抜きたての玉ねぎのほんのりツンとした香りが相まって鼻を抜けていきます。
大きいもの、小さいもの、さまざま。
同じ日、近所の小学生たちも収穫体験に来ていて、小さな玉ねぎを「生まれたての赤ちゃんの玉ねぎやな」と泥んこになりながら愛おしそうに言ったのが印象的でした。
収穫も終了し、お腹も空いたころ、カレーもあたたまりました。
スプーンを運ぶ手、水なすをつかむ手が止まりません。三浦農園さんが泉州水なすぬか漬けもご用意くださって、豪華なカレーのつけ合わせ副菜となりました。泉州黄玉ねぎカレーと泉州水なすぬか漬けの相性がとても良いのも新発見です。
玉ねぎパンも絶品。みんな笑顔でほおばっていました。
いつもは堺北花田を中心に活動している南大阪カレー研究会ですが、和歌山の店舗からもスタッフ2名が参加しました。大阪だけでなく、和歌山のカレー事情も探求して皆さんにお届けできればと思っています。
私たちは普段食べているものがどんな土地で生まれ、どうやってつくられているのかを知っているようで知りません。
こうやって、実際に土に触れ収穫を体験することで大地の恵みを感じ、おのおのの身体に沁みこませることができます。
世の中には、いくら頭で考えても、インターネットで調べても、分からないことだらけです。私たちはこれからも、カレーの美味しさの探求をつづけ、地域の皆さんのお役に立てるような活動を続けていきたいと思います。
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無印良品 イオンモール堺北花田 2023.5.24