日ごとに暑く、夏を感じる季節となりました。夏はやっぱりカレーが食べたくなります。
今日は、泉州黄玉ねぎ収穫イベントのためにシェフとつくったカレーのレシピをお届します。
■材料と下準備(20人分)
①フォン・ド・ヴォライユ(鶏のだし)
鶏がら 1羽分(約200g)
玉ねぎ・にんじん・セロリのヘタ 200g
ローリエ 1枚
パセリの軸 1本分
水 2000g
※仕上がり1200g
鍋にすべての材料を入れて沸騰させ、1時間あくを取りながら煮込む。
こし器でこしてクリアなだしに仕上げる。
②タンドリーチキン
鶏手羽中(もも、手羽元、手羽先でも) 1800g
無印良品タンドリーチキンの素 3袋
プレーンヨーグルト 210g
※仕上がり1500g
ボウルにすべて入れてできれば一晩マリネしておく。(最低2時間)
オーブンで180℃で15分焼く。(様子をみて時間を追加)
加熱したときに出たオイルやだしもおいておく。
③テンパリングオイル
キャノーラ油 400g
コリアンダー 20g
カルダモン 5g
クローブ 2g
クミン 5g
※仕上がり400g
フライパンにオイルとホールスパイスを入れ弱火でふつふつと小さな気泡が出るぐらい焦がさないように20分加熱する。完成したらこし器でこしておく。
④ナッツペースト
らっかせい(ミックスナッツ) 200g
①のフォン・ド・ヴォライユ 100g
※仕上がり270g
耐熱容器に材料を入れレンジで柔らかくする。
ミキサーかフードプロセッサーでペースト状にする。
⑤スパイス
カレーの恩返し 1袋
カレーの壷 70g
フライパンで『カレーの恩返し』『カレーの壷』をそれぞれ弱火で1分炒め、香りを立たせ粉っぽさをなくす。
⑥その他の食材
ダイストマト缶 2缶
中濃ソース(ウスターソース) 100g
ココナッツミルク 1缶
無塩バター 50g
泉州黄玉ねぎ 1000g
アイスコーヒー 300g
合わせ味噌 100g
■仕上げ(煮込み)
1. 鍋に⑤とスライスした泉州黄玉ねぎを入れてとろとろになるまで炒める。
2. ダイストマト缶を入れ沸騰状態で10分炒める。
3. ①②④と中濃ソース、ココナッツミルク、アイスコーヒー、合わせ味噌を加え、弱火の沸騰状態で30分ほど煮込む。
4. 最後に③とバターを入れて火を止め、全体的になじんだら完成。
※味をみて塩で微調整する。
※できたてよりも、完全に冷ましてスパイスと食材をなじませ、翌日再加熱すると旨みとまとまりを感じるカレーになる。
食材の持つそれぞれの個性を引き立たせ、ひとつの鍋の中でスパイスと融合して出来あがったカレーは、奥行きがあって刺激的。手軽でかんたんカレー……とは言い難いかもしれませんが、ふと思い出した本があります。
こちらの『食べたくなる本』(著者:三浦哲哉/出版:みすず書房)には、アサリ2kgを使ったスパゲッティレシピや、丸鶏一羽を自分の手で捌くことでしか出せない味のちがいなど、一見すると驚く内容が書かれています。でも読んでいるうちに“おいしいを追求する”“食材の旨みを最大限に引き出す”ことは、これぐらい真摯に食材に向き合い、丁寧に手を加える事なんだと感じました。
レトルトカレーもおいしいけれど、たまにはじっくりと食材と向き合ったカレーづくりもいかがですか?
シェフより。パセリの軸はねぎの青い部分、フォン・ド・ヴォライユはコンソメ、ナッツペーストは市販のものでも代用ができます。
ぜひ、挑戦してみてください。
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無印良品 イオンモール堺北花田 2023.6.7