年が明け、港での漁も始まり、地下1階の鮮魚売場には、今年も兵庫県明石海峡などから届く新鮮な魚が並び始めました。
「ここに並ぶ鮮魚は当日の朝市場から届くものたちばかり。だから、どれをとっても旬の魚なんです」と今年も元気なハギさん。
桃色から銀色のグラデーションが美しい鯛、同じハギでもからだの模様や形の違う丸ハギとウマヅラハギなど、魚ってその見た目からも楽しませてくれますよね。
「このワニのようなこわい顔の魚はオコゼ。見た目とは裏腹に淡泊な白身魚でぷりぷりとした食感なんです。刺身もいいし、唐揚げもおすすめ」
「これ見てみ」と差し出された身は少し黄色がかっています。
「こういうふうに身が飴色になってるのが脂ののってる証拠!」
話を聞いているとあっという間にオコゼは刺身とあらに。
「あらは汁物の出汁なんかに、皮は湯引きして食べるとおいしいよ」
捨てるとこなしって気持ちが良いですね。
「お造り用のびん長まぐろもおすすめやね」
明治30年創業の老舗鮪問屋自慢の和歌山県産びん長まぐろは、延縄(はえなわ)漁という漁獲方法で釣ったまぐろを漁師さんが1本1本丁寧に活き締めしています。
「エサにかかった魚だけを獲る延縄(はえなわ)漁は、針やエサの大きさで獲れるマグロの大きさを管理できるそうなんです。だから、必要以上に獲ったり、未成熟の魚を獲ることがないんですね。食べる私たちと魚の未来を考えたエコなマグロって言えるかもしれません」
必要な分だけ釣るってロスを出さないことにもつながりますよね。そこには味だけじゃなく、人間と食べものの関係性まで届けようとしている生産者の気持ちを感じます。
定番の魚もいいけど、今日はいつもは手に取らない魚を選んでみるってどうですか?新しい味や調理法に出会うと“食”の楽しみ方も豊かになっていくと思うんです。迷ったときは、お魚屋さんに話しかけてみてくださいね。
兵庫県産『オコゼ』1尾 消費税込 3,000円
和歌山県産『お造り用 びん長まぐろ冊』100gあたり 消費税込 298円
(値段は取材時のものです。入荷状況や値段は日によって変動いたします)
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