じわりじわりと、暑さが増してきましたね。夏バテしないようにお野菜から栄養をしっかりと取りたいです。はなおかさん、今日もお野菜について教えてください。
「夏の葉物野菜といえばこれ、つるむらさきがおすすめです! 」
夏って葉物野菜のイメージがあまりないです。夏が旬の葉物野菜なんですか?
「そうなんです。名前の通りつるの部分が赤紫色なのが特徴です。味はほうれん草に近いんですけど、調理すると粘りけが出るんですよ。それにつるむらさきは、栄養がたっぷり含まれているといわれています」
確かにつるむらさきは、食べるときの粘りけが楽しいですね。オクラやモロヘイヤなど、夏はねばねばした野菜を多く見かけますね。オクラのねばねば丼を夏場になると良く作るのを思い出します。
「βカロテンやビタミンCが多く含まれているといわれています。それに加えて鉄分も含まれているそうです」
βカロテンは、粘膜や皮膚、のどや肺などの呼吸器系を守る働きがあると、ビタミンCは免疫力を高めてくれるといわれていますね。夏は鉄分も汗と共に流れてしまうと聞きますし、つるむらさきを食べると貧血予防にもなるんですね。
このつるむらさきは、
以前紹介した産直野菜のマークがついたお野菜。キッチンカウンターでレシピを提供している渡辺さんの畑で育てられたものです。
渡辺さんにつるむらさきのおすすめの食べ方を聞いてみると、「おひたし」と「炒めもの」とのこと。さっそく作ってみようと思います。
袋から出すと力強い緑に目を惹かれました。春先や冬場が旬の葉物野菜たちとは違った濃い緑色。地元や近い地域で育てられた野菜はしぜんとおいしそうに見えるので不思議です。
おひたしはさっと茹で、めんつゆと白ごまを和えます。炒めものは、ごま油を熱したフライパンに切ったつるむらさきを入れ、さっと炒めてめんつゆで味をととのえます。
おひたしは、つるむらさきの香りと白ごまの風味が心地よい、さっぱりとしていた味わい。
炒めものは、つるむらさき特有の粘りけがよく出ています。ごま油の風味もよく合って、つるむらさきを引き立ててくれている。
「ねばねば食感が楽しいです! 茎も見た目の太さほど固くなくて食べやすいです。シンプルな味わいなんですけど、葉物野菜の風味が強いんですよね。おひたしはごま油で和えるのも合いますね。ベーコンや豚肉と合わせて炒めるのもおいしいですよ」
夏場は、暑さで食欲がなくなることもしばしば。栄養を取らなきゃなと思いながら料理をする元気がなかったり。でも、これならさっと調理できて栄養を補えそうです。
滋賀県産 『つるむらさき』 消費税込 168円
(値段は変動することがあります)
取材レポート
vol.18 おいしいってあたたかい
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