鼻をくすぐる甘酸っぱい香りの梅。この時期になると、お店に並ぶのを楽しみにしている方もいるのではないでしょうか。緑色や熟れて黄色、赤に染まった梅を見ると、今年も夏が来たんだな、とうれしくなってきますよね。
地下1階の青果売場でも梅が入荷しています。
梅と言えば思いつくのはやっぱり梅酒や梅干し。今日は無印良品の『果実酒用ビン』を使って、梅酒を漬けてみました。
まずは下準備。熱湯やアルコールでビンを消毒します。
梅は水でよく洗います。手を使って流水で洗うのがおすすめですよ。
水気をふき取ります。鼻を近づけるとなんともさわやかな香り。
次はヘタ取り。竹串を使って一つひとつヘタを取っていきます。地道な作業だけど、こういうときにぽつぽつ話す時間がくらしの中の小さなしあわせに気づかせてくれます。
水気をふき取った梅と氷砂糖をビンに交互に入れます。緑と白、ときどき混ざる黄色の色合いが良いですね。昔よく梅酒づくりのそばでこっそり氷砂糖を盗み食いしたなあ。あの口に入れるとじんわり溶ける氷砂糖の味は、この時期だけの特別な味。
最後にホワイトリカーを注いだら仕込みは完了。お酒に漬けると透明になる氷砂糖ははっとするほどうつくしいです。
あとはふたをして冷暗所で保存し、出来上がりを待つだけです。漬ける期間は2ヶ月ほど。ちょうどじりじりと暑い夏に飲み頃がやってくるんですね。グラス一杯に入れた氷に注がれる琥珀色の梅酒を思うと、出来上がりが待ち遠しいです。熟成期間はお好みで調整してください。
また、同じ手順で、梅シロップをつくることもできますよ。これならソーダなどで割ってお子さんといっしょに梅を楽しむことができます。
奈良時代にはつくられていたとされる梅酒は、疲労回復や抗酸化作用などの効果が期待され、保存食や薬として飲まれていたそうなんです。簡単につくれることから、のちに一般家庭でも楽しめる果実酒として普及したと言われています。
そういえば、青梅は生で食べられないって知っていましたか?いま、私たちが当たり前のように梅を食べられるのは、加工すれば食べられることに気づいた先人たちの発見のおかげ。気づくことっておいしいにつながっているんですね。
『果実酒用ビン』は1階で販売しています。レードルなどのご用意もあるので、梅酒キットをすべてそろえることができますよ。
皆さんもぜひ、夏の暑さに負けないように、いまのうちから梅を仕込んでみませんか。
和歌山県産『古城梅』約1kg 消費税込 1,680円(時価)
無印良品『果実酒用ビン 約4L』 消費税込 1,990円
無印良品『果実酒用ビン 約2L』 消費税込 1,790円
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