Tシャツの中に舞い込んでくる風が気持ちの良い気候になりましたね。地下1階の青果売場ではみずみずしいトマトやきゅうり、なすなどが並び、夏野菜好きの私にはうれしい光景です。はなおかさん、今日はなにを紹介してくれるのでしょうか。
「今日、僕が紹介するのは滋賀県の川端さんという方がつくっている、旬のズッキーニです。産地直送で朝収穫したものが入荷するんですよ」
太くて、ツヤツヤしていて、ぱきっとした色が美しいですね。
「川端さんはご夫婦で農家を営んでいて、野菜ソムリエの渡邉先生も『野菜づくりが抜群にうまい!』というほどなんです。僕も実際に畑に行ってきました」
「ズッキーニはきゅうりやなすの仲間かと思いきや、かぼちゃの仲間なんです」
「花の下で小さく膨らんでいるのが僕たちが普段食べている部分ですね。受粉は全て手作業。花は早朝の短い時間にしか咲かないため、時間との勝負なんだとか」
「ズッキーニは成長しすぎると繊維質が多くて食用に向かないため、花が咲いて数日ほどの未熟な状態で収穫します。」
ズッキーニってこんな風に実るんですね。
「見慣れた緑のズッキーニは炒め物や煮物に最適。黄色のほうは皮が薄く、柔らかいのが特長です。ズッキーニは油との相性が良く、栄養の吸収率がアップするだけでなく、風味が増すのだそうです」
包丁をいれると、すっと吸い込まれるなめらかさ。断面からはまるで水晶玉のような水分の粒が溢れだします。ズッキーニのみずみずしさが伝わってきますね。
シンプルにオリーブオイルで蒸し焼きにしてみました。箸で触って少し弾力を感じたら食べごろです。
カラフルな輪切りがかわいらしく、料理も楽しくなりますね。
ん!とってもジューシーです。外側のシャクッとした食感と内側のふわっとした食感の違いも楽しい。この食感ってズッキーニ特有ですよね。2つを食べ比べてみると、緑のものは食感が良く、さわやかな青みを感じ、黄色のものは、柔らかく、緑よりも甘みがあります。たしかによくよく見ると、種の形や中心のワタにかぼちゃを感じますね。
ズッキーニは味が淡泊なので、ラタトゥイユなどの煮込み、炒め物、スープ……。どんな料理にも合って、お子さまでも食べやすそう。
「新鮮なズッキーニは天ぷらがおすすめやね、と川端さんが教えてくれましたよ」
どんな野菜でどんな風に育つのかを知るだけで、またぐっとおいしくなるんですね。
夏野菜ってその姿を見ているだけで、元気が湧いてくる気がしませんか。気温が上がり、暑さに慣れていないからだは熱中症にもかかりやすいのだとか。皆さんもいっしょに、今が旬のズッキーニを食べて、太陽にも負けないからだをつくりましょうね。
滋賀県産『川端さんのズッキーニ』1本 消費税込 198円(時価)
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