【京都山科】『たんとスープ』の話。

【京都山科】『たんとスープ』の話。

食のお便り/入荷情報

2020/02/19

 皆さん、おはようございます。今日も京都は冷えますね。こんな日はあたたかいスープで、お腹の中からぽかぽかあたたまりたいものです。
 地下1階のフードコートには、日本初の農家直営のスープ専門店があります。先日テレビでも紹介されましたが、皆さんはもう食べましたか?
【京都山科】『たんとスープ』の話。
 
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 スプーンを持ち上げると、とりどりの野菜がごろごろ。
 スープは10種類ある中から、日替わりで3~4種類から選べます。ピリ辛系、みそ系、まったり系と、食べる人のそれぞれの好みに合うスープに、その時期いちばんおいしい旬の野菜を合わせているのだそう。
 食べる人のことと野菜のことをとても大切に考えているスープ屋さんです。
【京都山科】『たんとスープ』の話。

 今日はそんな『たんとスープ』代表の大西千晶さんに、お話を聞きました。
 農家直営のスープ屋さんということは、大西さんは農家でもあるんですよね。農業をはじめたきっかけはどんなものですか?

 「環境問題についてほんとうに自分ができることってなんだろう? って考えていたんです。そんなときにボランティアで小さな田舎を訪ねて農業をしてみて、衝撃をうけたんですよね。
 限界集落で人も少なくなってて、でも自然がたくさん残っていて。自分たちで食を生み出していくことの大事さはそのとき感じてたので、農業があれば地方だって創生できるし、豊かな食が残るし、空気もきれいになる。
 経済の発展だけじゃない新しい価値が生みだせるんじゃないかと気づいたんです。そこから起業して、畑を耕しはじめました」
【京都山科】『たんとスープ』の話。
 
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 無農薬で野菜を育てるなかで、自分でつくった野菜を販売する難しさに直面したという大西さん。農家が自身の力で自立できる仕組みをつくりたいと考え、生産・加工・販売までを一貫して手がける“第六次産業”に注目し、20歳のときに起業されたのだとか。

 「食べたものが私たちのからだをつくっている、という考え方が、もっとみなさんの当たり前になってほしいという想いがありました。病気になってから薬を飲むのではなく、病気にならないために野菜を食べればいいんです。
 野菜の力って本当にすごいんです。野菜をたくさん食べて欲しくて、スープならみなさんの心に届きやすいかもしれない、と考えました。手軽で親しみやすくて、野菜をおいしくたっぷり摂れる。食べるだけできれいに健康になれるって最高じゃないですか」

 たんとスープの店長であり、農家であり、ふたりの男の子のお母さんでもある大西さん。「周りの人のサポートがあってこそですよ」と笑う笑顔のあたたかさは、大西さんがつくるスープのようです。


 ところで大西さん、今の季節のおすすめスープはなんですか?

 「そうですね、鶏白湯のスープはいかがですか? 白菜の季節がもう終わるので、今はキャベツを使っています。野菜が甘くておいしいですよ」
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 野菜はすべて大西さんの畑で採れたものか、大西さんとつながりのある農家さんのものを仕入れているそうです。顔の見える野菜ってうれしいですね。
 白いスープはこっくりと深い味わいで、いろんな野菜と鶏だしの旨みが溶け出して、お腹の底にじんわり沁みわたります。ごろごろ入った京都産のかぶはやわらかく、鶏肉も大きく入っていて満足感たっぷり。

 スープって朝昼晩いつでもお腹に入りやすいし、胃腸が弱っているときでもやさしく沁みわたりますよね。おいしく食べて、きれいに、健康になれるなら、毎日でも食べたいなって思います。
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 大西さんたちが食べる人への想いを込めてつくるスープが、みなさんの心にも届いて欲しいです。
 野菜をたんと食べたいな、と思ったら、ぜひ1階のフードコートに寄って行ってくださいね。いつでもあたたかいスープが迎えてくれます。

 

たんとスープ本日の「野菜を食べる」スープ Small 消費税込390円 Large 消費税込540円




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