【京都山科】牛乳の話|食べものの話をしよう

【京都山科】牛乳の話|食べものの話をしよう

食のお便り/入荷情報

2020/01/24

 私たちが生きるこの日本には、さまざまな食文化があります。先人たちによって今日まで絶えることなく繋がれてきたおいしさの中には、食という営みそれ自体のおもしろさや、もしかしたらよりよく生きるためのヒントが隠れているかもしれません。ふだん当たり前と思って口にしている食材や素材を一歩うしろに下がって見つめてみると、あたらしい発見や学びが必ずあります。
 地下1階の食品売場を歩きながら、私たちと一緒に、食べることについて考えてみませんか。

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牛乳
 牛乳は好きですか? 小学校の給食のころの思い出から、大好きという人もちょっと苦手という人もいますよね。
 牛乳は言わずもがな、牛から出たお乳のこと。食品衛生法では、牛から搾ったままの未殺菌のミルクは『生乳(せいにゅう)』と呼び、バターやチーズなどの加工品の原料となります。
 生乳は牛乳工場へ運ばれ、微生物や抗生物質などの厳しいチェックを経て、加熱殺菌、包装されてはじめて『牛乳』として位置づけられるのだそうです。


 京都山科の地下1階には、数種類の成分無調整牛乳を取り揃えています。
 毎日飲む牛乳だけど、ついつい値段で選んでしまったり、なんとなくいつも同じものを買ってしまったりしませんか。
飲み比べ
 そこで、じぶん好みのおいしい牛乳を見つけるためにスタッフで3種類の牛乳を飲み比べてみました。びっくりしたことは、おなじ牛乳でも、ブランドごとにまったく味が違うんだということ。

■美山
美山
 京都の小学校では美山の牛乳が給食に出ることも多いと聞きました。ふるさとは自然豊かな京都・美山町。きれいな水、静かな環境で育った乳牛から搾った生乳を使用し、生産地に近い土地でのみ販売されています。
 ミルキーで、甘めの味わい。味が濃く、「牛乳を飲んでいる!」という実感がいちばん強いです。牛乳好きにはたまりません。

■木次(きすき)
・パスチャライズ
美山
 65℃で30分間の「低温保持殺菌」方法で製造され、牛乳のたんぱく質が熱変性していないので、胃の中でしっかりと固まり消化にやさしい牛乳です。
 デザートのように甘く、ほんのり感じるキャラメルに似た香りがくせになります。おいしい食パンと一緒に飲みたい牛乳です。

・ノンホモ
ノンホモ
 同じ低温殺菌牛乳ですが、製造方法が違います。72℃で15秒間の「高温短時間殺菌」方法で製造され、さらに、一般的に行われている生乳中の脂肪球が浮いてこないように細かく均質化(ホモジナイズ)をしていないので、より生乳に近い味わいです。
 飲みやすくて、すっきりとした後味。時間が経つとクリームが分離して浮いてきます。やさしく振って飲むか、そのままクリームとしても使えるそうですよ。
 
牛乳

 甘いもの、すっきりしたもの、味の濃いもの。同じ人間は一人としていないように、牛乳にも個性があるんですね。
 いろんな味の牛乳を飲んでみたら、牛乳がいきなりパック詰めされて売場に並んでいるわけじゃなくて、牛から搾ったお乳をいただいているんだ、という当たり前のことに気づきました。そうやって、見えているようで見えていなかったことに気づいていくことが楽しくてたまりません。
 みなさんもいろんな牛乳を試してみて、お気に入りのものを見つけてくださいね。


 牛乳売場は地下1階にあります。
売場
『美山牛乳 瓶』900ml 消費税込583円
『木次 パスチャライズ牛乳』1000ml 消費税込380円
『木次 ノンホモ牛乳』1000ml 消費税込399円


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