【京都山科】ねばりと甘みに驚く『ネバリスター』|はなおか青果

とろろごはん

食のお便り/入荷情報

2020/01/21

 毎週火曜日の“はなおか青果”では、青果担当のはなおかさんがおすすめの野菜や果物を紹介してくれます。今日は何を紹介してくれるんでしょうか。皆さん、今日の献立の参考にしてくださいね。

 「今日は今が旬の青森県産『ネバリスター』という長芋をおすすめします!」
青果担当のスタッフさん
 初めて聞く名前です。
 長芋って夏によく食べるイメージがありました……。

 「『ネバリスター』の旬は1月頃からなんです。秋に収穫したものを2ヶ月ほど貯蔵して出荷します。そうすると、甘みが増すんですよ」

 寝かせることで甘みが増すっていうのは前回の『甘太くん』のときにも話に出ましたよね。

 「なので、甘みがあって普通の長芋よりねばり気が強いのが特徴です。当店ではおがくずに埋められて、まるごと入荷するんです」
おがくずと長いも
 「それを毎朝お店でカットしてるんですよ。店頭にはカットしたものしか置いてないんですけど、1本まるごと欲しいってお客さまがいれば販売することもできますよ」
1本売りもできます
 はなおかさん、どうしておがくずに埋められているんですか。

 「運んでいる間になにかの衝撃で割れるのを防いでいるんです」

 長芋のベッドということですね。木のとってもいい香りがします。

 「それに、長芋は保湿が大切なんですよ。おがくずから出してしまうと乾燥が始まるので、カットしたあとも出来るだけ乾燥を防ぐために断面をおがくずにつけて販売しています」

 鮮度が大切!そんなイメージがなかったので驚きです。箱のおがくずを触ってみると、少し湿っていました。これが長芋を乾燥から守っていたんですね。
おがくず
 「おいしいうちに食べてほしいので、買ったらできるだけはやく調理するのがおすすめですよ」
長芋の断面
 切ってみると、断面がとってもきめ細やかです。
長芋
長芋
 すりおろすと、そのなめらかさにびっくり。普通の長芋のさらさらしたねばりとは違ってもたっとしています。
とろろごはん
 とろろご飯にしていただきます。
完成
 すりおろしたにも関わらず噛めるほどねばり気が強いんです。はなおかさんの言う通り、ほんのり感じる『ネバリスター』の甘みとご飯の甘みが相まってたまらないですね。
 口に近づけたときにする芋の香りで、「そうだ、長芋を食べているんだ」とちゃんと思わせてくれます。
 長芋を初めて食べた人って、どうして食べてみようと思ったのでしょう。調理する前はあんなに硬いのに、すりおろすとねばねばになるなんて、野菜の持つ力って不思議だと思いませんか。

 皆さんもぜひ、『ネバリスター』の甘みとねばり気を味わってみてくださいね。


青森県産『ネバリスター』100g 消費税込 78円


 京都山科を店舗フォローして、毎日の新鮮なおいしい情報やイベントの最新情報をチェックしてくださいね。右上のフォローボタンがエンジ色になればフォロー完了です。
フォローのしかた
無印良品 京都山科