皆さん、おはようございます。毎日寒い日が続きますが、あついお茶がいっそうおいしく感じる季節ですね。
おたより『日曜日のおやつ』では、おやつの時間に食べたい甘いものを売場で見つけて皆さんに紹介します。お出かけに持っていくおやつや、週末のおうちカフェの参考にしてみてくださいね。
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開店前の1階は、『京都 クグロフ家』から漂う焼き菓子の甘い香りでいっぱいです。
ここのメインは焼き立てのミニクグロフ。営業中にちりんちりんと鳴るベルは、店内の厨房でクグロフが焼きあがった合図です。
「じつは、店舗としての『クグロフ家』はここ山科がはじめてなんです。いままではネット販売が主だったんですよ」
毎日厨房でクグロフを焼いている店長の森本さんが、そう教えてくれました。
じゃあ焼き立てのクグロフが食べられるのはここだけなんですね。
「はい。お持ち帰り用にご用意している大きいクグロフは、しっとりとした生地にアーモンドやドライフルーツなどを混ぜ込んでいてこちらも人気ですが、ミニクグロフは焼き立てならではの『さくっ、ふわっ』とした食感を楽しんでいただけます」
ミニクグロフ、手軽でおいしくてお客さまからも評判ですよね。じつは私も大好きで、よく食べてます。
おいしさの秘密はなんですか?
「バターではなく、発酵バターを使用しているんですよ。乳酸菌で発酵させたバターはコクと風味が増します。ぜひプレーンを食べてみてください。アーモンドの香りも、とても良いですよ」
10種類あるミニクグロフ、どれをえらぼうか悩んでしまいますよね。今日は私たちスタッフのおすすめの味を3つご紹介します。
■プレーン
店長のおすすめ、プレーンはやっぱりはずせません。外はさくっと中はしっとり、アーモンドの風味を感じます。このコクの秘密はたっぷり入った発酵バターだったんですね。さくさくとふわふわの食感が混ざり合うのが楽しい!
■抹茶
京都宇治の老舗茶屋『堀田勝太郎商店』の抹茶を使用した生地は、ほろりと溶けるような抹茶の風味が鼻に抜けて、抹茶好きにはたまりません。抹茶味の焼き菓子を見かけることは多いですが、バターのコクと抹茶のほろ苦さのバランスが絶妙だな、と感じます。
■金ごま
ごまの粒がたっぷり練り込まれた生地は、口に入れた瞬間ごまの香りがいっぱいに広がります。和を感じる、ほっとする味。ごまのプチプチ食感もくせになります。
ちなみに、アールグレイとショコラの紹介も過去におたよりでお届けしています。このページの下部にある関連記事からどうぞ。
16世紀のフランス王妃・マリーアントワネットも愛したというクグロフ。毎日朝食に食べていたという彼女に想いを馳せながら食べるとまた少し特別な感じがしますね。素朴ながらもかわいらしい見た目と、思わず顔がほころぶようなおいしさが、当時の人々や現代に生きる私たちを魅了する理由なのかもしれません。
手土産にもぴったりですし、お店の横にはイートインスペースもありますので、あたたかいお茶も楽しみながらお友達と食べ比べしてみてくださいね。
『焼きクグロフ』各種 1個消費税込79円
(5個 消費税込390円/10個 消費税込750円)
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