きれいな焼き色とびっくりするほどの分厚さ。これはお惣菜屋 咲菜のだし巻き玉子です。地下1階にあるお惣菜屋 咲菜ではスタッフさんが毎日手づくりしているお惣菜が食べられます。
「当店のだし巻きは素材の味を最大限に活かすために、出汁から毎日手作業でとっているんですよ。うるめいわし、宗田鰹からつくられる宗田節、かつお節の3種類をあわせています」
毎日出汁からとっているなんて、とっても手間ひまがかかっているんですね。
「使用する卵は鹿児島県の契約農家から仕入れています」
咲菜のスタッフさんたちは、よく使う食材の産地見学に行くのだそう。
「私もお米とか茄子とか、いろんなところに行きました。やっぱり自分の目でみた食材を調理できるっていうのはいいことだなって思います」
そんなスタッフさんがつくってくれるお惣菜だから、私たちも安心できます。
四角いフライパンに卵液を流し込むと、じゅうっといういい音とお出汁の香りが立ち昇ってきます。
箸を使って器用に卵を巻いていくスタッフさん。さすがとってもお上手です。
「だし巻きは一番最初に練習するお惣菜なんです。みんな上手に巻けますよ」
卵液を流して巻く、を丁寧に繰り返すうちに、あっという間にフライパンはもうひっくり返せないほどいっぱいに。
「だし巻き1本につき約7個半くらいの卵を使っているんですよ」
7個も!だからこんなに大きいんですね。
焼き上がっただし巻きは形を整えるために、すまきで巻いて少し落ち着かせます。
そして、出来上がりがこちらです。
片手では持ちきれないほどの大きさで、そっと持たないと崩れてしまいそうです。
ぎゅっと詰まった断面が美しいですよね。
出来立てをいただきました。
まず驚いたのはだし巻きのジューシーさです。かじると卵に閉じ込められていた濃厚な出汁がじゅわっと溢れてきます。そのあとを卵のやさしい味が追いかけてきて、ひとくちで口の中がおいしいさでいっぱいになります。
家族の誰よりも早起きしてつくってくれた、お母さんのお弁当には必ずだし巻き玉子が入っていました。友達とおかずを交換するときに「あなたのお母さんがつくるだし巻きはおいしい」と言われて、うれしくて、お母さんの愛情を感じたことを、咲菜のだし巻きを食べて思い出しました。
食材をうまく使えさえすれば、手づくりでもそうじゃなくてもきっとおいしい味って出せるんですよね。それでもやっぱり、手づくりがおいしいと思うのは、つくってくれたその人との関わりや愛情をその料理に感じるからかもしれません。
咲菜のだし巻き玉子は単品のほかに、いろんなお弁当にも入ってますので、皆さんぜひ味わってみてくださいね。お弁当はフードコートでもお召し上がりいただけますよ。
『特製だし巻き玉子』1パック 消費税込 712円
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