【京都山科】生まれも育ちも京都の野菜|いっしょにつくろう

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食のお便り/レシピ

2021/08/20

 無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
 現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
 
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 「自分たちがくらす地域で採れる野菜をいただくって大切なことですよね。今回は京都ならではの食材を使った3つのレシピを紹介しますね」

 教えてくれるのは民野先生です。

万願寺とうがらしの冷製ポタージュ

 「京都のとうがらしといえば、もともと京都伏見区界隈が主な産地であった『伏見とうがらし』と、ごつごつと食べ応えのある『万願寺とうがらし』ですよね」

 並べてみると、太さの違いは一目瞭然。どうしてポタージュには万願寺とうがらしを使うんですか?
 
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 「万願寺とうがらしは肉厚で香りがやわらかく、青さの中に甘い香りがあるでしょう。それがスープにしたときに活きてくるんです。それに、辛い果実がないので、安心して食べられますよ」
 
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 たしかに、香りにも違いがありますね。伏見とうがらしは万願寺とうがらしに比べてさわやかな青い香りです。

 「私はスープにしたときも主役の野菜を感じられるように、香りの強い野菜を使うのがおすすめです」
 
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 出来上がったスープはやさしい黄緑色。とろりとしたスープを口に含むと、玉ねぎとじゃがいもの甘みを感じ、あとから万願寺とうがらしの青い香りが広がります。

 「これは地域で採れる野菜に興味を持ってもらおうと、万願寺とうがらしに親しみのない子どもたちでもおいしく食べられるように考えたレシピなんです」

 「クセがあるのかと思いきや、まろやかでごくごく飲みたいスープですね」

ズッキーニとミニトマトのピザ
 
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 無印良品『フライパンでつくる ナン』でつくるピザには定番の夏野菜に加えて、伏見とうがらしをトッピングします。

 「このナン生地、基本の材料が混ざっているからアレンジ次第でいろんな料理に変身しますよ」
 
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 まん丸に丸めた生地を休ませているあいだに、トッピングの野菜を軽くソテー。焼き目ができるだけでどうしてこんなにおいしそうに見えるんでしょうね。
 
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 両面を焼いた生地に野菜とチーズを乗せて、トースターの出来上がりの合図を待てば、香ばしいチーズの香りが。仕上げにバジルを散らします。
 
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 ナンの甘み、チーズの塩気、それぞれの野菜の香りが良いハーモニー。素材の味だけで料理の味付けが完成しています。

 「お好みで生地の厚みを調整してみてください」

 「あ!辛い」と辛い伏見とうがらしに当たったキッチンカウンターのアベさん。これもまたとうがらしを食べるときの楽しみのひとつでもありますよね。

 「生地をこねたり、具材をトッピングしたり、子どもともできるから夏休みのおやつづくりにはぴったり」

■賀茂なすミルフィーユ
→このレシピはこちらに掲載されています。
 
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 ずっしりと重く、艶やかで黒に近い紫色の賀茂なすは、断面を見てもわかるように肉質が緻密なんです。
 
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 輪切りにし、豚肉、千切り生姜を交互に重ね、塩とこしょう、酒をふりかけ電子レンジで加熱するだけ。
 どん、とお皿に乗った様子は重厚感がありますね。オリーブオイルをまわしかけ、ナイフで切り分けていただきます。

 「果肉がとってもなめらかですね。甘みがあって豚肉の脂との相性も抜群。生姜の香りが良いアクセントになってます」
 「電子レンジで加熱しているあいだに他のことができるって時短にもなって助かります。チンしただけなのに、主役になるレシピですね」
 
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 振り返ると、今日教えてもらったレシピの基本の味付けは塩こしょうだけ。
 知らず知らずのうちに、私たちは過剰な味付けに慣れてしまっていたんですね。野菜って甘かったり、辛かったり、苦かったり、いろんな味がするんだって気づいたときに、料理の楽しさがもっと広がる気がします。



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